ジャン・イーモウの武侠映画
【羊城晩報】00.12.31/『幸福時光』のプレミアで広州へ来たジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督が、次回作の武侠映画について話したことには─アン・リー〈李安〉とは違うタイプの武侠映画になる。アン・リーの武侠映画(『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』)は沈んだ雰囲気だったが、私は北方人なので、濃くて派手なのが好きなんだ。
【TOM娯楽】00.12.28/『幸福時光』プレミアで南京へ来たジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督が、記者会見でウォン・カーウァイ〈王家衛〉について聞かれて話したことには(カーウァイのことばっかだけど、今ブームらしいので)─ウォン・カーウァイは、私の最も好きな監督のひとりだ。都市映画を撮ればウォン・カーウァイは一流だ。私だけでなく、大陸のどの監督もかなわないだろう。このことには、地区、文化、伝統など、さまざまな要素が関係している。“車は車道を走り、馬は馬路を走る”。私と彼とは違うんだ。─また、『幸福時光』はいちおうコメディ映画とされているが、ジャン・イーモウが言うには─ジャンル分けするのは難しい。もし喜劇の中に苦み、深み、思想を表現することができたら、それは単純な笑いより強いだろう。
【北京青年報】00.12.29/ウォン・カーウァイ〈王家衛〉監督いわく、マギー・チャン〈張曼玉〉とトニー・レオン〈梁朝偉〉は、香港俳優の中でも、特に、クラシカルな趣を持っているし、体の動きで感情を表現することに優れていると思う。....(香港で映画を売る試み):例えば、武侠映画がはやっていたとき、私も武侠映画を作り始めたが、出来上がった『楽園の瑕〈東邪西毒〉』は武侠映画とは言えなかった。....
【時代商報】00.12.25/『幸福時光』プロモーション中のジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督の話から。『初恋のきた道〈我的父親母親〉』について:「ストーリーと人物は、映画に欠かせない二大要素だ。『初恋のきた道』は、初めに散文詩にしようと構想したが、決してストーリーを放棄したわけではなく、ストーリーよりも人物造形に重点を置いたわけです」。....外国の観客について:「98年の『あの子を探して〈一个都不能少〉』は、国内よりも外国の方が成績がよかった。特に日本でよかった。日本のある映画館では、観客の80パーセントが泣き、35パーセントが号泣したそうだ。(そうなん?)外国人は、ああいう映画が好きだ。たぶん、最近の外国人は平和な日常生活を送っているので、中国人の悲劇に、それが小さな悲劇でも、衝撃を受けるのだろう。─また、ジャン・イーモウは『グラディエーター』を今年の最もいい映画と言っており、ああいう感じの武侠映画を作りたいとか.....。(それは武侠映画ではないのでは。)
【南方网】00.12.25/ジャン・イーモウ〈張藝謀〉に遅刻の習慣あり、そして謝る習慣あり。プレミアにはよく遅れているようです。大連プレミアは40分遅刻。....チャン・イーモウのヒロインのうち、ゴン・リー〈鞏俐〉は“L”、ジャン・ズーイー〈章子怡〉は“M”、ドン・ジエ〈董潔〉は“S”だ、と評した媒体があった。また、ゴン・リーは“土”、ジャン・ズーイーは“狂”、ドン・ジエは“穏”。(.......ウーム)ドン・ジエは賢い子らしいが、記者会見でもあまりしゃべらず、ジャン・イーモウの言葉にくんくんと頷いているとか。ドン・ジエ、ジャン・ズーイーに顔が似ていると言われることについて:「私たちふたりともダンサー出身ということもあって、少し似て見えるのでしょうが、性格は違います」。
【南方网・斉魯晩報・人民日報】00.12.25/『幸福時光』のプレミアで、ジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督と主演女優のドン・ジエ〈董潔〉が、沈陽、鞍山、大連、済南などを回っている。『幸福時光』についてジャン・イーモウ:「『活着』のような重量感のある映画とは全く違うタイプの、こぢんまりしたコメディ映画だ」、「製作費の190万米ドルは、海外配給ですでに回収できている」。ウォン・カーウァイ〈王家衛〉について聞かれて、「彼とは10年来の友人だ」、「私の映画とウォン・カーウァイの映画は全くタイプが違う。ウォン・カーウァイは資本主義を撮ると私よりずっとうまいし、私は農民を撮るとうまいと思う」、「以前香港は商業映画しか製作しないので文化砂漠と言われていたが、ウォン・カーウァイの映画は私たちのより芸術的だろうし、また私たちの映画より“特殊”だ」。(持ち上げ)また、記者会見でドン・ジエが『幸福時光』のために40キロまで減量したこと(まだそれをだいたいキープしているよう。プロモーションのため?)に話が及ぶと、すばやく次のように言って予防線を張りました。「ドン・ジエの場合は、役に合わせなくてはいけなかったので、特別なんです。私自身は、減量には賛成しない。薬を飲んだり、手術をしたりして減量するのはよくない。痩せているのが美ではない」。主演女優を選ぶ基準について:「第1に姿、第2に演技、第3に経歴と教養」。
【人民日報】00.12.25/ジャン・イーモウ〈張藝謀〉いわく、『初恋のきた道〈我的父親母親〉』や『幸福時光』のような穏やかでホノボノした映画は、もともと自分の本領ではない。次回作の武侠映画では、自分らしさを出して、勇ましい戦いと、力強さを撮りたい。(イーモウらしさって.........)
【遼沈晩報】00.12.23/『幸福時光』のプレミア前、プロモーションの一環として、沈陽の孤児院を訪れたチャン・イーモウ〈張藝謀〉監督とドン・ジエ〈董潔〉でした。(『幸福時光』のなかで、ドン・ジエは目の見えない孤児を演じている。)『幸福時光』は年末からお正月にかけて公開されるが、ジャン・イーモウによると、映画が順調に仕上がったから公開時期がこうなっただけで、もともとお正月映画を撮ろうとしたわけでは全くない。お正月映画というのは、映画会社がこの映画不景気の中で映画を売ろうとして作りだした“パッケージ”にすぎないのだから、本来、どの映画をこの時期に公開してもかまわないでしょう。
【北京青年報】00.12.22/ジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督『幸福時光』がまもなく公開される。ヒロインのドン・ジエ〈董潔〉についてジャン・イーモウいわく─彼女は長いこと、管理の厳しい軍隊で生活しているので、浮ついたところがなくて、着実でシンプルだ。そのキャラクターが『幸福時光』での役にはとても合っていたのだが、今後複雑な役を演じるためには、彼女には訓練が必要だ。もしドン・ジエが演技を続けたいのなら、専門の学校で学ばなければいけない。絶対に(このままの状態で)くだらないテレビドラマに出演してはいけない。そんなことをしたら彼女はだめになる。─ジャン・イーモウ監督の次回作・武侠映画は、来年夏にクランクイン予定。
【北京晩報】00.12.22/ジャン・イーモウ〈張藝謀〉は次回作の武侠映画を、はじめはグー・ロン〈古龍〉の原作で作るつもりだったが、グー・ロンものは今までさんざん映画化されているのでその計画はやめたとか。(今はオリジナル脚本になっているとか?)もう撮影準備も始まっているそう。
2000年ベストヒット(香港)
【蘋果日報】00.12.31/香港影業協會(MPIA)調べによる、2000年の香港で最もヒットした映画。
*『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』は13位だった。
タイトル 興収(香港ドル) M:i-2 36138973 トイ・ストーリー2 35732127 孤男寡女 35214661 東京攻略 28187905 ダイナソー 25819445 夏日的麼麼茶 21336647 決戦・紫禁城〈決戰紫禁之巓〉 21332884 スチュアート・リトル 17475845 侠骨仁心 15527789 シャンハイ・ヌーン 15487115
【太陽報】00.12.29/2000年の、香港における香港映画の興収トップ10
*『花様年華』は860万香港ドルほどだった。
タイトル 興収(香港ドル) 孤男寡女 35214661 東京攻略 28187905 夏日的麼麼茶 21336647 決戦・紫禁城〈決戰紫禁之巓〉 21332884 超速伝説ミッドナイト・チェイサー〈烈火戰車2之極速傳説〉 19439085 侠骨仁心 15526749 ひとめ惚れ〈一見鐘情〉 15136981 辣手回春 14219885 公元2000 13698313 戀戰沖繩 10624172