アン・リーと賞

【江淮晨報】00.12.27/『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』でゴールデン・グローブ賞の監督賞と外国語映画賞にノミネートされているアン・リー〈李安〉監督は、もしどちらかを選んでもらえるとすればどっちがいいですか、と聞かれていわく─監督賞の方が晴れがましいが、華人の誉れというなら外国語映画賞の方が意義が大きい。なぜなら、もし外国語映画賞を穫ることができたら、アジア映画の代表としてアメリカ市場に乗り込めるだけでなく、美しい華人のイメージも樹立できるからだ。

【聯合報・太陽報】00.12.22/第58回ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が発表され、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が監督賞:アン・リー〈李安〉、外国語映画賞、音楽賞:タン・ドゥン〈譚盾〉の3部門で候補になった。アン・リーのゴールデン・グローブ賞ノミネート経験は、『ウェディング・バンケット〈喜宴〉』と『恋人たちの食卓〈飲食男女〉』で外国語映画賞、『いつか晴れた日に』で作品賞と監督賞。またカナダ・トロント映画評論家協会が『グリーン・デスティニー』を今年の最優秀作品に、ジャン・ズーイー〈章子怡〉を最優秀助演女優に選んだ。

【南方网】00.12.21/『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』ニューヨークプレミア時のアン・リー〈李安〉のインタビューから。─『グリーン・デスティニー』が予測以上にアメリカ受けしている理由について:アクションシーンと映像と音楽が喜ばれているようだ。“江湖”風味は理解されていないと思う。....“臥虎藏龍”の意味は:この映画のテーマは“抑圧された情欲の表現”で、“臥虎藏龍”の4文字には濃厚なフロイト的意味がある。(??)

【蘋果日報】00.12.19/『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が、ボストン映画評論家協会により、外国語映画賞、撮影賞に選ばれた。

【東方日報】00.12.18/ロサンゼルス映画評論家協会が、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』を今年の最優秀作品賞に、『ヤンヤン/夏の思い出〈一一〉』を最優秀外国語映画賞に選んだ。主演女優賞はジュリア・ロバーツ『エリン・ブロコビッチ』、主演男優賞マイケル・ダグラス『Wonder Boys』、監督賞スティーブン・ソダーバーグ『Traffic』。

【中国時報】00.12.15/(最も権威があるらしい)ニューヨーク映画批評家協会賞が発表され、『ヤンヤン/夏の思い出〈一一〉』が外国語映画賞に選ばれた。『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』は撮影賞。作品賞は『Traffic』、監督賞スティーブン・ソダーバーグ『Traffic』、主演男優賞トム・ハンクス『Cast Away』、主演女優賞はLaura Linney『You Can Count on Me』。..アン・リー〈李安〉監督が言うには─カンヌやほか映画祭で上映した『グリーン・デスティニー』は台湾公開のと同じ版、でアメリカ公開版は時間があったため技術処理を進めており、台湾公開版より画面がずっときれいだ。

【中国時報】00.12.13/2000年、台湾ベストヒット10。金額単位・1000万台湾ドル

1.M:i-2──17
2.007/ワールド・イズ・ノット・イナフ──10
3.グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉──9.6
4.60セカンズ──8.46
5.スチュアート・リトル──7.93
6.ホワット・ライズ・ビニース──7.8
7.トイ・ストーリー2──7.44
8.インビジブル──7.38
9.ダイナソー──7
10.パーフェクト・ストーム──6.9

【蘋果日報・太陽報】00.12.12/【Rolling Stones】誌が、『グリーン・デスティニー』を今年のベスト映画の1本に選んだ。

【東方日報・太陽報】00.12.11/アメリカ【TIME】誌が今年の“ベスト”を発表し、アン・リー〈李安〉監督『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が2000年ベスト10映画の1本に、カンヌ影帝トニー・レオン〈梁朝偉〉が“The Ten Best People”のひとりに選ばれた。

【明報】アジア版【タイム】誌が選んだベスト10映画は、上位順に『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』、『チキン・ラン』、『花様年華』、『George Washington』、『The Circle』、『ふたりの人魚〈蘇州河〉』『順流逆流』、『Almost Famous』、『BAISE-MOI 』、『MONDAY』。

【東方日報】00.12.08/アメリカ映画評論家協会が選んだオスカー前哨戦で、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が最優秀外国語映画に選ばれた。最優秀作品は『Quills』、最優秀主演男優はJavier Bardem『Before Night Falls』、最優秀主演女優はジュリア・ロバーツ『エリン・ブロコビッチ』。



ジョウ・シュンの話

【南方都市報】00.12.27/浙江藝校学民族舞で学んでいた15歳のときスカウトされて演芸界に入ったジョウ・シュン〈周迅〉は、学院で演技を学んだことがない。ジョウ・シュンが言うには、今は感覚に頼って演技をしているだけなので、いいと言われるけれど、自分ではへただと思う。....今の自分の演技はわりと単調で、小太平(テレビドラマ『大明宮詞』で演じた、太平公主の少女時代)のような単純な性格はうまく演じられるけれど、ほかの演技はよくないと思う。....チェン・カイゴー〈陳凱歌〉は、私に演技の手ほどきをしてくれた先生。『花の影〈風月〉』の撮影班に半月いた間、たくさんのことを学んだ。....(今まで演じた役で好きなのは)『人間四月天』のリン・ホイイン〈林徽音〉。彼女は私とは違ってとても理性的で、あの時代の人たちには感動してしまう。奔放で活発な小太平も好き。小太平は私に似ている。....(趣味は)ほとんどないの、VCDを観ることと眠ること。(読書は?)挑戦中。....(テレビドラマ『橘子紅了』でまた共演しているホアン・レイ〈黄磊〉について)彼は超然として、いかにも先生らしい。読書家で、生徒の前では厳かで、でも撮影現場では活発で。私なんて会う人会う人にバカにされっぱなし。とても先生にはなれない。

【世界日報】00.12.26/リー・シアオルー〈李小[王路]〉(『シュウシュウの季節〈天浴〉』)とジョウ・シュン〈周迅〉(『ふたりの人魚〈蘇州河〉』)は、顔が似ているとよく言われる。テレビドラマ『迷侠』のリー・シアオルーを、ジョウ・シュンだと思って観ていた視聴者もいるとか。(.......)リー・シアオルーの父親が言うには─ジョウ・シュンとシアオルーを異母姉妹にする映画の企画が進んだこともあった。─それではふたりの見分け方はと言いますと、リー・シアオルーは19歳、ジョウ・シュンは24歳。ただし、シアオルーは大人の役を、ジョウ・シュンは子供の役をよく演じている。ジョウ・シュンは身長160センチで痩せており、シアオルーはそれより大柄。ジョウ・シュンはハスキーボイス、シアオルーの声はまだ子供っぽい。演技はジョウ・シュンの方が、経験豊富なことだし、やはりうまい。

【北京晩報】00.12.22/ジョウ・シュン〈周迅〉のインタビューは、最初は会う約束だったのが、彼女が忙しすぎるので電話インタビューになり、しかも20分足らずだったそうだ。ジョウ・シュンは誠実な受け答えながら、ものすごく疲れた声だったので、インタビュアーは続けるにしのびなかったと。(書いてあります。)....ジョウ・シュンは人懐こいので撮影現場では俳優からスタッフまで全員を好朋友にしているそうで、なんでそんなに性格がいいの?と聞かれたジョウ・シュンいわく─そういう家庭だったからだと思います。小さい頃から両親がケンカしているのを見たことがなかったので、ときどき、なぜ人が争うのか全然わかりません。父親に、人によくするよう教えられて育ちました。それに、私は因果応報を信じているし、人と人は縁があってこそ出会うのだと思います。(から出会った人は大事にします。)

【北京青年報】00.12.17/ゴイ・ヤーレイ〈歸亞蕾〉とジョウ・シュン〈周迅〉は、『橘子紅了』の撮影で本物の纏足靴をはいているそうで、ゴイ・ヤーレイいわく─始めのうち歩けなくてどうしようかと思った。ジョウ・シュンはじょうずに歩いていたけれど、彼女はバレエを勉強していたからでしょう、私には無理。でもある日、ジョウ・シュンがかかとを使って歩いているのに気がついて、私もできるようになりました。─ゴイ・ヤーレイは『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』に出演する予定だった。ジャン・ツーイー〈章子怡〉のコミカルな母親役で、ズーイーといっしょにジャン・ジェン〈張震〉(ルオ・シアオフー〈羅小虎〉)に捕まって山へ行く芝居まであったが、オファーを受けたときゴイ・ヤーレイはテレビドラマ『大明宮詞』で則天武后を演じたばかりでお疲れだったので、断ってしまったそうだ。

【北京青年報】00.12.17/ジョウ・シュン〈周迅〉によると─いま撮影中のリー・シャオホン〈李少紅〉監督『橘子紅了』(テレビドラマ)でジョウ・シュンが演じている役はとても複雑で難しいので、撮影が始まったばかりのころ、彼女はシャオホンに怒鳴られて泣いてしまった。後からだんだん役のことがわかってきて、リラックスできた。..いい監督、共演者、スタッフに恵まれて嬉しい。私は感覚に頼るのではない、実力のある演技者になりたい。─でジョウ・シュンの次回作は、再びリー・シャオホン監督の映画『宝貝』。

【民生報】00.12.11/台湾・中国合作テレビドラマ『橘子紅了』は、台湾では来年3月にオンエア予定。..主演のゴイ・ヤーレイ〈歸亞蕾〉とジョウ・シュン〈周迅〉は撮影中、纏足しているように見えるようにしてそれようの靴をはいているのだが(その時代の映画なんか観ると女の人がニワトリのようにチョコチョコ歩いていますねーアレです)、休憩時間に靴を脱ぐと、足の指のつめがうっ血して黒ずんでいるそうだ。“三寸金蓮”をはいて歩くのは、竹馬踊りをするようなもの。だが、むかし舞踏学校で学んでいたジョウ・シュンは、コツをつかむのが早いのだ。ジョウ・シュン談:かかとが小さくて中心が足の裏の真ん中に来るので、“三寸金蓮”をはくと、体が前倒れになって転びやすいのです。だから反対に重心を後ろにかけるようにすれば、ゆらゆらと踊っているようにきれいに歩けます。



ウォン・カーウァイのサングラスについて

【東方网】00.12.27/なぜいつもサングラスをかけているのか、と聞かれたウォン・カーウァイ〈王家衛〉監督は、笑って次のように答えました。─サングラスは、長年映画を撮り続けたことの代償と言えるでしょう。昼は脚本を書き、夜は撮影をし、目が暗闇に慣れてしまったので、もしサングラスをはずしたら、涙が流れてあなたたちは私の目を見ることができないでしょう。私の目は明かりに過敏なのです。........



『不死情謎』記者会見

【明報・太陽報・蘋果日報・東方日報】00.12.27/香港・日本合作『不死情謎』の記者会見が開かれ、監督アンドリュー・ラウ〈劉偉強〉、出演者レオン・ライ〈黎明〉、瀬戸朝香などが出席した。香港から出資しているのは、邵氏旗下・電影動力会社。瀬戸朝香のギャラは100万香港ドル以上だそう。映画の内容は、瀬戸朝香演じる感情の死んだ殺し屋が、警官レオン・ライと出会うことによって癒され恋愛関係になるというもの。

ところでセシリア・チャン〈張柏芝〉が『不死情謎』のオファーを断った(らしい)ことの理由について、出番が少ないからだとか、瀬戸朝香に注目が集まって自分がないがしろにされるのが嫌だったからだとか報道されているが(最初はセシリアがヒロインにオファーされていたという説もある)、セシリア側は、単に忙しかったからだ、と言っている。アンドリュー・ラウは、『不死情謎』ではセシリアにオファーしていないと言っている。

【明報・太陽報】00.12.26/邵氏製作、アンドリュー・ラウ〈劉偉強〉監督、レオン・ライ〈黎明〉主演『不死情謎』に出演する瀬戸朝香が、開鏡式に出席するため、香港入りした。瀬戸朝香の役は殺し屋、で、彼女は広東語を話さなければいけないので今練習中だそう。....『不死情謎』にははじめセシリア・チャン〈張柏芝〉が出演する予定だったが、セシリアが途中で断ったそうだ。(【太陽報】によると。)セシリア・チャンは、『不死情謎』とは別に、アンドリュー・ラウ監督、レオン・ライ主演の香港版『プリティ・ウーマン』に主演女優で出演する予定もある。(らしい)

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