羊城晩報/00.09.22.フォン・シアオガン〈馮小剛〉監督はけっこう宣伝をがんばる人なので、(そしてマスコミネタになるようなことを言うので)、『一声嘆息』の宣伝記事が出続けている。フォン・シアオガン監督は、各地のプレミア上映に、『一声嘆息』に出演している妻のシュイ・ファン〈徐帆〉を伴わなかったので、妻をひいきしているとか書かれている。(フォン・シアオガンは、妻はほかの仕事があると言っている)。それでインタビュー責めにあっている主役のジャン・グオリー〈張国立〉が、「まだ取材が終わらないのか?」と不満をもらしたとか。フォン・シアオガンが、『一声嘆息』のテーマ“不倫”に私生活をひっかけた失礼な質問をされて、怒ってその場を立ったとか。......いろいろ。
広州で宣伝中のフォン・シアオガン監督は、なぜいつもなじみの俳優ばかり使って新人を起用しないのかと聞かれ、「私自身が新人だからですよ。私は俳優に芝居を教えることができないので、新人を使うのは怖くて。それでいつもプロの俳優を使うんです。例えばジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督の場合、彼自身に集客力があってチケットの売り上げが保証できるので、新人を使うことができるんです。いつまでも代わり映えのしない面々を使っている私と違って、彼はしんぼう強く、新人をいい俳優に育て続けています」。
しかも、『一声嘆息』の中に、額縁入りのジャン・イーモウの写真が写るシーンがあるとか.......。
フォン・シアオガン:「『一声嘆息』を芸術映画だという人がいるが、とーんでもない。私が芸術映画なんか撮ったら、誰も簡単には私に投資してくれなくなる。例えば『シンドラーのリスト』は、社会問題を扱った映画だが、やはり商業映画です。しかしとても人間的な。私はそのへんを目標にしているんです。そして、そういう映画を観おわった観客と交流が持てれば、私は嬉しい」。
長江日報→人民日報/00.09.19.ワン・シュオ〈王朔〉は、自分で脚本を書いたフォン・シアオガン監督の『一声嘆息』まで批判している。【公開がはじまったばかりなんだけど】...........脚本は人間関係に重点を置いているのに、映画はモデル化されて出来がよくないとか。キャスティングも悪いとか。検閲を通すために重要なポイントをはずしたとか。心理描写を簡略化したとか。画面をきれいにするためか一般庶民の生活と離れているとか。
そしてワン・シュオは、『一声嘆息』の前身が、1996年に制作禁止の憂き目にあった『過着狼狽不堪的生活』であったこともばらした。【その疑いは前からあったけど、フォン・シアオカン監督は否定していたのに〜】
『過着狼狽不堪的生活』は、4年前、ゴー・ヨウ〈葛優〉主演で制作が進んでいたが、撮影15日目に、映像が“モラルに欠けている”とされて、電影局によって制作を禁じられた。『過着狼狽不堪的生活』の脚本は、ワン・シュオが口述し、フォン・シアオガンがワープロ打ちしたもの。
で、その脚本が、ワン・シュオも知らない人に修正されて、『一声嘆息』に使われたということだ。.フォン・シアオガン監督とワン・シュオは、もうつきあいがないんじゃないかとかいう噂も。【くだらないか、ちょっと】
作家ワン・シュオが言うには..自分の脚本の書き方というのは、小説を縮めているだけ。もうほかの人に脚本を書くのはやめる。
北京晩報・生活時報/00.09.14.作家ワン・シュオとフォン・シアオガン監督は、以前からよくいっしょに映画の仕事をしている。共同で脚本を書いたり、お互いの関わった映画に出演したり。【ワン・シュオはあんなに批判ばかりしているのに、仕事あるんですねん。才能あって言うことがおもしろいからか、.ほとんどの人を公平に批判しているのが逆にいいのか。自分だって山ほど批判されていて、それについては文句を言わないし。キ○○○と言われたときには、さすがに、私は病気じゃない、と言っていたけど........。最近ワン・シュオは静かだな、まだイエ・イン〈叶纓/叶大鷹〉監督のサイト設立の仕事が終わらないよう】
新作『一声嘆息』でもワン・シュオに脚本を書いてもらったフォン・シアオガン監督は、インタビューで次のように質問された。「あなたはワン・シュオの影響を大きく受けていらっしゃるようですが、その影響から逃れたいと思ったことはないのですか?」
フォン・シアオガンの答え:「ワン・シュオは私にとって、ふたつの点で必要です。ひとつは、言語の創造性、豊富さ、情報量。ふたつめは、娯楽性と世俗化です。脚本に関しては、私は彼の影響からは抜けられないでしょう。なぜかといえば、私はもう思い通りの成果が出せているからです。ワン・シュオの凶悪さ【ブッ】と、私の情熱。しかし、もしほんとうにいい脚本に出会えれば、私にも情熱があるのですから、彼の影響から抜けることを試してみたいと思います」。
−−
ジョアン・チェン〈陳冲〉は、作家イエン・コーリン〈嚴歌苓〉とのコンビで有名だが、いちばん好きな作家はやっぱしチャン・アイリン〈張愛玲〉だそうだ。
[BACK]
webmaster@nicchu.com
Copyright
2001 Shanghai Explorer