4人の衣装
00.06.24 「臥虎蔵龍」の衣装と美術を担当したのは、94年台湾金馬衣装デザイン賞に輝くティン・イップ〈葉錦添〉。今台湾で、主役4人チョウ・ユンファ(周潤發)、ミシェール・ヨー(楊紫瓊)、ジャン・ズーイー(章子怡)、ジャン・ジェン(張震)の衣装を展示中だそうだ。(映画の前宣伝)
ティン・イップによると、ジャン・ズーイーの新疆でのお金持ちふう衣装は、新疆、モンゴル、カザフなど辺境民族の民族衣装に基づきつつ、玉縁をつけ、色を加減して現代的にアレンジしたもの。ジャン・ズーイーの、新疆での緑のチャイナドレスに紅い玉縁という色彩の強い衣装、北京での淡い白の衣装は、彼女の心境の変化を表している。
ティン・イップが大侠役チョウ・ユンファのために作った4着の衣装はすべて同じデザインで、材質や色を変えてバックの変化に合わせてある。竹林アクションシーンのときの衣装は広がりやすくして、飛ぶときに袖もすそも花のように開き、しなやか〜に見えるようにした。
ミシェール・ヨーがジャン・ズーイーと戦うときの衣装は、中国の伝統的な各種兵器を駆使する絶妙アクションをはっきり見てもらうために、バックと違う明るめの色を選んだ。
ジャン・ジェンは、勇猛強暴な馬賊の役なのに本人はちっと痩せて弱そうなので、ゆったりめ衣装に飾りをつけて布を増やし、強そうにみえるようにした、ということだ。
00.06.18 民生報によると・・・「臥虎蔵龍」で北京語に一番苦労したのは、ミシェール・ヨー(アランとは別れたらしい)だった。カンヌでも台湾のマスコミ試写会でも、そのことを台湾の媒体に取り沙汰されたが、本人は「全力を尽くしました」と言っている。なにしろ、それまでミシェールの北京語能力は、「自分の名前が聞き取れる程度」だったとか。ミシェール:「私は北京語の先生にふたりついてもらって、セリフの1字1字にピンイン(発音記号)をふり、1日中そらんじていました。昼も暗誦し、夜寝る前も暗誦し、試験勉強のときよりつらかった!アン・リー監督は耳がいいので、1字まちがっても見逃さないの」。(香港では広東語吹き替え)
ジャン・ジェンはもともと馬に乗れなかったので、アン・リー:「設定を変えようかと思った」が、ジャン・ジェンは新疆で自分で練習し、それらしく乗れるようになった。..ジャン・ズーイーはアクションがつらくて何度も泣き、アン・リーの目が怖くてモニターをろくに見られなかった。..アン・リーは「撮影中はろくに眠れなかったし、1日中映画のことが頭から離れなかった。自律神経失調症になって体中が痛かった」。
セシリア・チャンの説明
00.06.23 北京晩報−−「CCTV・MTV音楽盛典」授賞式に出席するため北京にいたセシリア・チャン(張柏芝)が受けたインタビューから。
「喜劇王」のこと:「撮影中すごく緊張していたので、自分が何をしたのか全然覚えていません。チャウ・シンチー(周星馳)のやり方は独特でした。脚本がなくて、現場に入って初めて自分のセリフを聞かされて耳で覚えるんです。とても大変でした。でも1本目が難しい映画でよかったです、2本目以降は最初からセリフがわかっていたので、気分が楽でした」。
「星願」のリッチー・レン(任賢齊)について:「彼は誰にでもやさしい人。私より経験も豊かなので、撮影中はいろんなことを教えてくれました。リラックスした環境で演じられて、いい映画になったと思います」。
クリストファー・ドイル
00.06.23 星報−−クリストファー・ドイル(杜可風)が台湾で写真展を開いている。
ドイルが撮影した「花様年華」はカンヌ映画祭で技術大賞を受賞したが、ドイルに言わせると、「カメラに最優も最悪もない、ただ観点の違いがあるだけだ。社会や文化とも関わっている」。ドイルは「花様年華」を撮りきらないうちに、母上の心臓病でオーストラリアに戻ったので、後半はリー・ピンピン(李屏賓)が撮影した。ドイル:「リー・ピンビンは私より安定していて、着実だ」。
レスリー・チャン(張國榮)とトニー・レオン(梁朝偉)について。
「レスリーは、愛されてきた人。トニー・レオンの顔は、まるで「愛してください」と言っているようだ。みんな、トニーの世話を焼いてやりたいと思うだろう、息子にするように。私は彼の表情を勉強した。バーで役にたつんだよ。私とカリーナ・ラウ(劉嘉玲)でよくゲイ・バーに遊びに行くんだ。トニー・レオンがゲイかどうかは、本人が一番わかってる。でもゲイ・バーで彼を見たことはないなあ」。(酔ってるんじゃないでしょうね)
ドイル初監督作「孔雀」は、サンフランシスコOut Festival(ゲイ映画祭)に招待されたそうで、ドイルは喜んでいる。彼は今まで経験した、撮影・監督・脚本・俳優の中で、脚本を書くのが一番気に入っているそうだ。「ものを書くのがだんだん好きになってきた」。来年は「Having Sex With Life」(・・・・)という本を出す。監督2作目は浅野忠信、永瀬正敏主演、日本のヤクザ界が舞台。
カオ・シアオソン、記憶
00.06.21 北京青年報−−ガオ・シアオソン(高曉松)は1969年生まれ。彼は監督作の「那時花開」を、電影部門の言う通り修正して、また許可待ちだ。本人によると、「那時花開」の配役は、始め鄭鈞、老狼を考えていたそうだ。実際の出演はシア・ユイ(夏雨)、プー・シュー〈朴樹〉、ジョウ・シュン(周迅)。
シアオソン:「今の子供は、精神的にずいぶん大人だね。(主演者たちは20歳ちょっとだけど)。我々の世代とは違う。彼らはまさに、都会で寂しく育った子という感じだ。絶望の中で、気の向くままに動いているところがある」。
ノスタルジーについて:「80年代の大学で過ごそうと、90年代の大学で過ごそうと、大した違いはない。恋愛と同じだ。恋愛を思い出すと美しいが、それは対象(恋人)がどうのではなくて、自分の心情に酔っているんだろう。そして学校は、恋を語る場だ。「那時花開」はそういう映画なんだ。いつの時代、どんな社会だろうと、愛情、友情など多くのものを抱えて育つことに変わりはない。その愛情や友情はときには失われるが、それが成長というものだ」。
00.06.20 精品購物指南−−「像霧像雨又像風」の撮影で上海にいるジョウ・シュンはまた痩せていたそうで、記者さんに「なぜそんなに痩せてるの?」と聞かれると、「疲れてるの!北京に行きたい、上海は苦手」と言った。
ジョウ・シュン:「撮影で毎年のように上海に来ているけど、ここはビルとネオンの灯りばかり。街を歩いている女の人はみんな同じかっこうだし。私は北京の雰囲気の方が好きです。夏の北京なんか、晩御飯を食べたあと、仲良しの人と街をぶらついてスイカとか買っていると、ほんとにくつろげます。北京は、けだるさも、激しさもある街です」。
ジョウ・シュンは15歳から映画界に入って休みなしなので、最近笑顔も疲れ気味だ。自分でも「ちょっと休んで調整しなきゃ」と言っている。彼女の演技の自己評価は60点から80点で、目標はマギー・チャン(張曼玉)。憧れの人はトニー・レオン(梁朝偉)。チョウ・シュンはトニーのお言葉「人生は一度だけ、と実感する」が気に入って、「いい俳優になるには、彼のように悟りを開かなきゃ。そのために何かを犠牲にすることになってもかまわない」と言っている。
影評人奨
00.06.21 解放日報−−上海電影評論学会が主催する、第10回「影評人奨」が発表された。
作品賞を受賞したのは、「横空出世」、「益西卓瑪」、「我的父親母親」、「緊急迫降」、「洗澡」、「大戦濾寧杭」、「説出[イ尓]的秘密」、「漂亮媽媽」、「説好不分手」、「非常夏日」の10本。
ジャン・ユアン(張元)監督「過年回家」が新人新作賞。(「新人」・・・・。前作まで4本続けて大陸で上映禁止だったからでしょうか。)
チェン・グオシン(陳国星)、シエ・フェイ(謝飛)が監督賞。
ゴン・リー(鞏俐)が女優賞。
評論家たちは1999年の中国映画を評して、映画が多様化してきた、映画芸術家が一般の人々を描き始めた、新しい世代が続々と生まれている、と称えた。
ジョニー・トーの話
00.06.21 東方日報・Show8・蘋果日報−−ジョニー・トー(杜h峰)が運営総監を務める中國星は、製作予定の映画100本のうち10本ほどを大陸ロケ(または大陸合作)とすでに決めている。「蜀山正傳」、「K侠2」、「鍾無艷」などがこれに含まれるが、チアン・ウエン(姜文)監督・主演「鬼子来了」の件で大陸の映画管理が厳しくなり、大陸で撮ったものは大陸でフィルムに焼き、審査に通さなければならなくなった。そのための予定変更などありますか。
ジョニー・トー:「規則に違反した人がいれば、取り締まりが厳しくなるのはしかたがない。今後みんなが規則を守れば、大陸の映画部門も基準をゆるめてくれるだろう」。・・
00.06.20 大公報・Show8−−「鬼子来了」の一件で大陸の映画管理が厳しくなり、ツイ・ハーク(徐克)監督「蜀山正傳」のフィルムが大陸から持ち出せないと報道されたことについて、ツイ・ハークの話。
「確かに「鬼子来了」の影響だと思う。今、大陸で原版からフィルムに焼いているところだ。(大公報では、「大陸で撮影したものは大陸でフィルムに焼かなければならなくなった」)。大陸は香港より技術が劣るので、以前に事故もあったし、できるだけ慎重に作業してもらいたいと思っている」。
ジアン・ウエンに怒っていますか:「影響は受けたが、誰が悪いともいえない。映画人としては、自分の映画を誉められたい、上映前に人目を引いておきたいと思うだろうし、中国政府は立場を表明しただけ。そして私は巻きぞえを食った」。(やっぱりちょっと怒ってるんじゃ。「人目をひきたい」てところがなんか、ジアン・ウエンが故意に・・・みたいな)
00.06.17 Show8−−最近よく大陸のドラマに投資している湯鎮業が、次のように話した。「大陸では「鬼子来了」の一件以来、取り締まりを厳しくしている。合作ドラマを製作する場合、大陸以外の俳優は2人しか参加できないことになった。(以前は5人まででした)。男女主役のふたりともが大陸以外の俳優、というのも不可。大陸以外の俳優は大陸で1年のうち2本以上のテレビドラマに出演してはいけない。それから、合作用の脚本は、まず香港で審査に通してから大陸に送り、許可をとる」。
両岸三地、まとめ売り
00.06.20 星報・聯合報・民生報−−台湾・吉光電影公司が、フランスの映画会社PYRAMIDE PRODUCTIONSに3分の1を投資してもらい、「三城記」(台北・香港・北京の三都市、の意味)映画製作プロジェクトをたてた。今年6本製作予定で、監督たちは台湾のリン・ジョンション〈林正盛〉、シュイ・シアオミン〈徐小明〉、易智言、北京のワン・シアオショアイ〈王小帥〉、ジア・ジャンコー〈賈樟柯〉、香港のユー・リクウァイ〈余力為〉(「天上人間」)。製作費は6本合わせて1億2,000万台湾ドル。
吉光公司代表ジアオ・ションピン〈焦雄屏〉によると、この企画は、補導金を使わないで映画を作るために考えたもの。フランスの資本が入っているので完成作品はヨーロッパにも売れる。さらに多くの企業に参加してほしい、そうだ。
すでにクランクアップしている映画は、ワン・シアオショアイ監督「十七歳的単車」。(ジョウ・シュン(周迅)。ジアオ・ションピンによると、ジョウ・シュンに出てもらえばヨーロッパでも売れる)。
現在撮影中のものは、リン・ジョンション監督の愛情悲劇「愛[イ尓]愛我」、主演はジャン・ジェン(張震)、リー・シンジエ〈李心潔〉。(以前、「愛上檳榔辣妹」のタイトルで出ていました)。ジャン・ジェン、今後の予定はニューヨークに英語留学・・・て書いてあるけど、
易智言監督「藍色大門」は8月クランクイン予定、ユー・リクウァイ「人民找換」は準備中、移民もの。ジア・ジャンコーの新作はタイトル未定、誘拐もの。シュイ・シアオミン、「弾子王」。
来年は製作費もアップしてクララ・ロー(羅卓瑶)「機械鳥」、アン・ホイ(許鞍華)「小老婆的孩子」、ハリウッドやシンガポールの新人監督も投資対象。
ジアオ・ションピンの話:台湾の補導金は審査員が5、6年も同じでほぼ独占状態だし、かといって、ホウ・シアオシエン(侯孝賢)、エドワード・ヤン(楊コ昌)、アン・リー(李安)など大監督たちのように全て外国の資金で撮っていては、台湾の文化はいずれ外国人のものになってしまう。いくらいい作品でも、「台湾の」映画でなければ、台湾人は観てくれない。台湾の映画製作制度を確立させて、台湾の監督に自活の道を作りたい。
ベストキスの苦労
00.06.19 南方日報−−アメリカのイベントで「最もうっとりするキス」に選ばれた「西洋鏡」のシア・ユイ(夏雨)と[xing2]宇飛であるが、監督フー・アン(胡安)が言うには、該当シーンの撮影には並々ならぬ苦労があった。
ヒロインの[xing2]宇飛がキスシーンを嫌がって、吹き替えを使ってくれと言ったのだそうだ。彼女の母親も、「娘の頼みを聞いてやってください」と、はるばる長春から電話をかけてきた。
しかし時間がなくてダブルを見つけられず、結局、緊張でカチカチになった[xing2]宇飛が撮影をこなさなければならなくなった。(シア・ユイもかわいそうな・・・)俳優たちのストレスを和らげるために、周囲に布をはりめぐらせて、余計な視線をさえぎった。フー・アン監督:「あのシーンがアメリカ人を「うっとりさせた」のは、奇妙な偶然と思うわ。俳優たちの演技がよかったわけでは、絶対にないです」。(キッパリ)
女王様たちの酒量
00.06.19 聯合報−−トニー・レオン(梁朝偉)のカンヌ主演男優賞お祝いパーティーに現れた女王さまたちの酒量。
トニー・レオンは最近お酒を控えているので、乾杯担当はカリーナ・ラウ(劉嘉玲)だ。しかし酒豪のカリーナも、底無しゴン・リー(鞏俐)にはかなわない。
ゴン・リーは大陸北方の出身らしく、乾杯に乾杯を重ね、ワインを飲み、シャンパンを飲み、カクテルを飲み、まだ酔わない。賢明なカリーナは、自分が先に酔ってしまうことを避けるため、ゴン・リーから離れる。
フェイ・ウォン(王菲)は特別お酒が弱いというわけではないが、酔うとこわいのであまりかまってはいけない。
ブリジット・リン(林青霞)は、娘さんがお酒のにおいを嫌がるからといって、あまり飲まない。みんなも彼女に勧めることはできない。それよりブリジット・リンに浴びせられるのは、「いつ映画界に復活するの?」という話題だ。・・・