ガオ・シアオソンとホアン・レイ

00.06.16.大衆日報/アーティストガオ・シアオソン(高曉松)(だが、最近はしばらく音楽から離れると言っている。彼は、検閲にひっかかったせいでまだ公開できていないが映画「那時花開」を監督し、小説も出している)は、ホアン・レイ(黄磊)のファーストアルバムを作ってくれた。そしてそれがきっかけでふたりは仲良くなったそうだ。

ガオ・シアオソンが言うには:「ホアン・レイがアルバムを出すとき、私が彼に譜面の読み方と発声を教えた。ジャン・ユイション(張雨生)が彼に歌を教えた・・・・しかしユイションが去ると、ホアン・レイは変わった。もう酒を飲まず、前ほど精悍でもロマンチックでもなく、まじめな先生になっちゃった」。・・・・

00.06.10.揚子晩報/テレビドラマ「人間四月天」でホアン・レイと共演した台湾歌手・女優のレネ・リウ(劉若英)が、南京で話したこと。

「ホアン・レイは優れた男優です。モラルがあって、よく訓練されていて。怒りっぽいところだっていいわ。私は、彼が何に怒っているのか、さっぱりわからなかったんだけど」。

アラ、ホアン君はそんなに怒ってたんですね。彼はレネ・リウのことを、演技はすばらしいし何でも言うことを聞いてくれると褒め称えていたけど。レネが甘やかしすぎたのかもね・・・

「人間四月天」でレネ・リウが使っていたチャイナドレス、ブレスレット、古時計などは全て、彼女のおばあさんが上海から台湾に持ってきたものだったのだそうだ。



4人の北京語

00.06.16.民生報/台湾でアン・リー(李安)監督「臥虎蔵龍」のマスコミ先行試写会が行われた。詩情が美しいとかアクションシーンが優雅だとか絶景がすばらしいとか、ユエン・ウーピン(袁和平)のアクションも合わせて武侠世界の気迫がみなぎっているとか譚盾ヨーヨー・マ(馬友友)の音楽も美しいとか賛辞が続くわけだが、それはそれとして、華人から見れば別の「笑い」要素があったそうだ。

それは、4人の北京語が全く違うアクセントだったこと。大陸・戯劇学院じこみのジャン・ズーイー(章子怡)、香港・広東語なまりのチョウ・ユンファ(周潤發)ミシェール・ヨー(楊紫瓊)、台湾・北京語(クールに)のジャン・ジェン(張震)と、それぞれ違うしゃべり方なので、意外にも笑いを呼んでいたと。

ジャン・ズーイーとラン・ション(郎雄)だけが正確でなめらかな北京語(普通話ですね)を使い、ほかは「江湖の人はなまりがきつい」という感じで、それはそれでおもしろかったとか。

アン・リーは実際アフレコも考えたが、「アフレコは感情を殺す」として、オリジナルは北京語の同時録音を決行したということだ。

00.06.13.中時/チャン・チェン、リー・シンジエ〈李心潔〉出演の「愛上檳榔辣妹」を監督しているリン・ジョンション〈林正盛〉いわく、「この映画を撮っていて一番意外だったのはジャン・ジェンだ。今までずっと彼をクールだと思っていたが、ほんとうは根の善良な子なんだ。素朴なところのある今回の役を、これほどうまく演じられるとは。それに(笑う)何より、リー・シンジエのめんどうをよく見ているよ」。

リン・ジョンション監督によると:台北で映画を撮るのは大変だ。道につくりものの檳榔*を立てたいと思っても、あちこちに申請してまだ許可がおりない。今まで監督した3本の映画は、いずれも国片補導金(台湾政府の台湾映画に対する援助資金)をもらっていないが、政府はお金をくれる以外にも、各種手続きを簡略化して映画を撮りやすいようにしてほしい。

*檳榔(ビンロウジュ):大修館によると、東インド原産ヤシ科の常緑高木・高さ9メートル余、種子は渋みあり、薬用(駆虫剤)される



ツイ・ハーク、「蜀山正傳」

00.05.13.Show8・大公報・香港文匯報/ツイ・ハーク(徐克)監督「蜀山正傳」はもうクランクアップしていて、編集している最中だそうだ。夏に公開予定。ツイ・ハークは北京で撮影中、ストレスが強い上に北京は寒いので体調を崩していた。彼が言うには、ほとんどの人は具合が悪かった、ルイス・クー(古天樂)パトリック・タム(譚耀文)もスケジュールがきつくて撮影を急いだので、と。



移民のことほか

00.06.15.蘋果日報/チャウ・シンチー(周星馳)は93年、カナダに移民申請をしたが、カナダ移民局にマフィアのメンバーではないかと疑われて拒否された。次に彼は司法請求をしたが、98年2月、連邦法廷で却下された。このたびシンチーは再び弁護士を通してカナダ移民を上訴した。そして連邦法廷の決定により、9月27日から2日半にわたってトロント裁判所で審問が行われることになった。シンチーの代表弁護士Barbara Jackmanが言うには:チャウ・シンチーは黒社会がコントロールしているといわれた香港映画会社で撮影をしたことがあり、そのため移民当局に黒社会の一員と疑われたのだが、それは全く根拠にならないことだ。審問のさいにはこの点について申し立てをする。



伊能静、「8 1/2の女たち」

00.06.15.明報・Show8/ピーター・グリーナウェイ監督「8 1/2の女たち」は、間もなく台湾で公開される。同映画には、伊能静と、ヴィヴィアン・ウー(烏卩]君梅)も出演している。

伊能静は「8 1/2の女たち」の脚本を読んだとき、脱いだり大胆なかっこうをしなければいけない役だと知って、これは受けられないと思ったそうだ。しかしその後グリーナウェイ監督と話し合いをして、伊能静は脱がなくていい、ほかの動作で「大胆さ」を表現する、ということになった。そして脱がないため彼女のギャラは削られた。

伊能静:「ヌードシーンがいけないというわけではなくて、ただ私は中国人なので、考え方が外国人とは違うんです。クランクインした後も、監督やプロデューサーにさかんに脱ぐよう説得され、ほかの人がすっ裸で撮影場所を行き来しているのを見るうちに、自分はプロフェッショナルではないのではないか、脱がないことはほんとうに正しい選択だろうか、と悩み始めました」。

「監督は毎日毎日私を言いくるめようとするし、ほかの人はみな脱いでしっかり仕事をしているし。そして最後に、ヴィヴィアン・ウーが私に言いました。「私は映画で脱いで、後悔している。私はまずひとりの人間、そしてひとりの女性、そして最後にひとりの俳優」。それを聞いて、私は「81/2の女たち」では背中だけしか見せないことに決めました」。(明報では、ヴィヴァアン・ウーは「脱いだせいで夫とケンカになった」と言ったことになっている。ずいぶん違うなぁ・・・)

伊能静は以前も香港の監督にヌードを求められたことがあったが断ったし、今や彼女は結婚しているので、脱ぐことは夫ハーレム・ユー([广/臾]澄慶)が許さないとか言っている。



幸福なジャン・イーモウ

00.06.13.毎日新報/ジャン・イーモウ〈張藝謀〉監督が母校の北京電影学院創立50周年記念式典開幕式で、数百名のマスコミを前にして話したこと。

ゴン・リー(鞏俐)は非常に優れた俳優だ。現在、国内にいい俳優はあまりいなく、ゴン・リーは得がたいひとりだ。彼女は特に国際的な名声が高い。多くの外国人は、ゴン・リーしか知らないんだよ。まるで、中国女優は彼女ひとりしかいないかのように!もちろんこれはおかしなことで、我々映画人はいっそう努力して、いい作品を生み出さなければいけない。中国にはコン・リー以外にもいい俳優がいるのだから、いい作品を通して、ほかの俳優も紹介していかないと。社会が必要としてこそスターは活きるものだから。そして、私がマスコミのみなさんに言いたいのは、どうかゴン・リーのためにもっとゆったりした環境を作ってやってくださいということです。彼女が安心して生活し、学び、仕事ができるような」。

南方日報/北京電影学院50周年記念式典の座談会でジャン・イーモウが話したこと。

「私は学校を卒業して20年、ずっと映画界で仕事をしてきたが、中国で映画を撮ることは非常に難しいとつくづくわかった。中国は人口が多いので、文化の層が複雑だ。ひとりひとりが満足できる映画を撮ることは不可能なんだ。だからどんな映画を作っても、必ず誰かに批判される。私が今一番問題だと思うのは、「俗化」だ。我々は学生時代、映画の専門性、芸術性を討論してきたが、観客はそんなことは理解しない。彼らに必要なのは、おもしろさだけだ。だから私はストーリーを大衆的に、わかりやすくした上で、芸術性や専門性を考えなければならない」。

「一部の、レベルの高くない観客はまだいい、彼らが何を観たがるか理解できるから。一番やっかいなのは、文化程度が高く何事にも独自の見解を持っているが、映画についての専門知識はゼロという人たちだ。彼らを(映画的に)支配することは非常に難しい。教授とか、大学院生とか、映画の専門的なところは何も知らないくせに、自分の理論を持っているんだからね。彼らの観点に合わないとなれば、彼らを説得することはとても難しい。だから中国で映画を撮るのは困難極まりないというんだ!」

(中国映画界は、そういう、文化程度が高く映画を知らない人の意見に左右されやすい、と言いたいらしい)

00.06.10.木子中華/笑顔燦爛のニン・ジン(寧静)は、今でも、一番気に入っている映画に「太陽の少年(陽光燦爛的日子)」をあげる。

ニン・チンは「蘭陵王」を撮影しているとき、役にのめりこんで狂乱状態になり、撮影メンバー全員に「いかれた子」と呼ばれていた。ニン・チン、(開き直る)「俳優は、1歩間違えれば精神病よ」。

00.06.09.合肥晩報→人民日報/ニン・ジンの話によると・・・。

私は、(演劇学校の)表演系に入った頃から、俳優の道を選んだことを後悔していました。高校を卒業したときは美術系に進むつもりだったのに、両親や友人たちに、顔立ちが整っているから女優になるのがいいと言われたんです。

もともと私は引っ込み思案なので、表演課の授業で、ひとりで舞台に立ってお茶を飲む真似をしたり麺を食べる演技をするのが、いつもとても嫌でした。

女優になってからも、何度引退したいと思ったことか。今でも大勢の注目を集めることには慣れませんし、撮影が終わってプロモーションをしているときがまたつらいのです。「みんな映画は観に来て、でも私は観ないで」と願っています。自分が出演した映画やドラマも、緊張するのでほとんど見ません。そういう場はなるべく避けるようにしています。もしもう一度進路を選べるなら、絵を描きたいです。きっとうまくいくと思うの。



ジェット・リー新作(かも)

00.06.14.中時/「バラエティ」誌が報じたところによると、ジェット・リー(李連杰)リュック・ベッソンとの新作が決定している。製作はベッソンとリンチェイ、主演リンチェイ、脚本ベッソン、監督はほかの人。(未定)今年の秋にクランクイン予定。リンチェイは(製作なので)各国の収益から歩合で報酬をもらうことができる。製作費の3、4,000万米ドルはベッソンが工面する。

リンチェイとベッソンはすでにミーティングを重ねているが、ベッソンはまだ脚本を書いている最中なので、映画の内容は明らかにできないとしている。ベッソンのスタッフは「ジェット・リーの超絶アクションを活かし、ビジュアルに優れた映画になる。「マトリックス」に比肩できるような」と言っているそうだ。(お願いね〜)コリー・ユン〈元奎〉もスタッフに加わる予定。



チャン・ユアン、「金星档案」

00.06.13.成都商報/チャン・ユアン(張元)監督のドキュメンタリー映画「金星档案(金星小姐)」は、すでに北京で完成しているそうだ。

「金星档案」の主役は、著名な現代舞踏家、金星おねえさん。1984年に解放軍芸術学院舞踏系を卒業し、1988年にアメリカ・アジア文化基金会とアメリカ舞踏節の奨学金を受けてアメリカにモダンダンスを勉強しに行き、1993年、文化部の招聘を受けて中国にもどった。

1995年2月、自分が「間違って」性をうけたことに気づいた金星は、男性から女性への性転換手術を受けた。金星は自分から頼んで、チャン・ユアンとほかテレビ局に勤める2名の友人、合わせて3台のカメラに、その性転換手術の全過程を収めさせたそうだ。

チャン・ユアンはその後の金星を断続的にフィルムに収め、今年、30分の短編ドキュメンタリー映画が完成したというわけだ。

金星の感想:「まだ作品は観ていません。(私にとって)嬉しくない箇所はあるでしょうが、でも、他人に撮ってもらったからには、他人の視点が存在するということですから」。



秘密

00.06.12.中国娯楽報道−−みんな秘密を持っている、人に秘密を告白させることは難しい、というのが映画「説出[イ尓]的秘密」のテーマなんだそうだ。(映画はひき逃げの話)。監督は第5世代のホアン・ジエンシン(黄建新)、主演はワン・ジーウエン(王志文)ジアン・シャン(江珊)

北京青年報−−ワン・ジーウエン談:「「説出[イ尓]的秘密」は、私が初めて脚本も読まずにオファーを受けた作品です。理由は、ホアン・チエンシン監督が好きだから。彼の作品は、「黒炮事件」から「埋伏」まで、全て観ています。彼から出演依頼が来るのは私にとって光栄なことなので、話があったとき、脚本は読む必要ありません、出演します、と言ったんだ」。



みんな打算で撮っている

00.6.10.江淮晨報→広州日報−−中国電影導演年会でフォン・シアオガン(馮小剛)監督が話したこと。

「私が映画でやってきたことは決してよくはないが(商業映画を作りつづけたことだと思われます)、私よりまだ悪いことをしている監督が大勢いる。今中国で作られている映画は、ある種の評論家の低級趣味、ある種の外国人評論家の低級趣味、またほかのある種の人々の低級趣味におもねったものだ。つまり我々はみな、仕事として映画を撮っている。まずポケットの金をさぐってから、自分の高級な趣味を満足させる方法を考えるってことだ」。

フォン・シアオガンの大胆発言を聞いた監督たちは、呆然と顔を見合わせるばかりだったそうだ。



「走到底」、編集中

00.06.09.精品購物指南/「走到底」がクランクアップ間近だったころの、監督と出演者たちの話から。

シー・ルンジウ〈施潤玖〉監督いわく、「この映画は、検閲に通って、かつ観客が楽しめる作品なんだ」。愛ありピストルあり情熱ありのロードムービーだそうだ。

シー・ルンジウ監督の前作「美麗新世界」は評価が高くヒットもしたが、監督は「作品はいいできだったのに、思ったほど売れなかった。市場が不景気だったから。映画は、社会に組みこまれた存在なんだ。でもこういう状況でもできるだけのことを続ければ、そのうち好転するだろう」と。

「走到底」のジアン・ウー〈姜武〉は、「洗澡」「美麗新世界」のときのような抜けた役ではない。彼の抜けた役は評価が高かったが、少し続くと違う役が来なくなるものだ。ジアン・ウー:「今回はふつうの人だ。この役、好きだなあ」。

ジアン・ウー、共演者たちについて:「カレン・モクはいい人だ、演技もいい。ジャン・ジェンユエ〈張震嶽〉もいい。若い人ばかりだと活気があっていいんだ。撮影班みんなで仕事を進めて、いいアイディアは監督も取り入れてくれる。私の演技もいいと思うよ。中国はいい俳優には不足しないのに、いい監督だけがいないんだ」。(ア〜レ〜。)

カレン・モク、中華圏の映画について:「香港映画はおもしろい、大陸映画は深みがある、台湾映画はよくわからない」。(ドキドキ)

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