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【37】第55回カンヌ国際映画祭

 5月15日から26日まで開催される第55回カンヌ国際映画祭に参加している中国語圏映画は、コンペティション部門にジア・ジャンクー(賈樟柯)監督「任逍遙」 、短編部門にニューヨーク華僑Nicholas Chin監督、ジョシー・ホー(何超儀)主演「太太」。ある視点部門には大陸リウ・ビンジエン(劉冰鑒)監督「哭婦人」、フランス華僑ダイ・スージエ(戴思杰)監督、ジョウ・シュン(周迅)、チェン・コン(陳坤)、リウ・イエ(劉[火華])主演「巴爾扎克和小裁縫」、台湾のチェン・グオフー(陳國富)監督、レオン・カーファイ(梁家輝)、デヴィット・モース、レネ・リウ(劉若英)主演「雙瞳」、チェン・カイゴー(陳凱歌)がほか6人の国際監督と短編をよせた「Ten Minutes Older The Trumpet」。監督週間部門に台湾のイー・ジーイエン(易智言)監督「藍色大門」。

 香港からカンヌ映画祭には「太太」のジョシー・ホーが共演者と共に出席している。彼女は今まで不良娘という役が多かったが、父君はマカオのカジノ王スタンレー・ホー(何鴻●)というれっきとした上流社会の出身なので、同じく上流社会が舞台となる「太太」では演技しやすかったそうだ。ジョシー・ホーとは、彫りの深いエキゾチックな容姿を持ちながらオドオドした身振りで演技する変な女優で、そのせいか抑圧された境遇にある役のときに光る。「紫雨風暴」で演じたテロリスト、「地久天長」でのエイズ患者、「無問旅程」での娼婦とか。

 「巴爾扎克和小裁縫」のジョウ・シュンは、撮影中の「恋愛中的宝貝儿」を中断して、ダイ・スージエ監督、チェン・コンと共にカンヌ映画祭へ出席。ジョウ・シュンの次回作は再びダイ・スージエ監督、共演マギー・チャン(張曼玉)。同性愛映画のため大陸での撮影は難しいのでベトナムロケになる予定。

 そしてカンヌ映画祭の審査員にはミシェール・ヨー(楊紫瓊)が名を連ねている。有名映画祭の審査員に選ばれるとは、ゴン・リー(鞏俐)、マギー・チャン(張曼玉)に続いて権威のある中華系国際女優と認められたということで、非常に喜ばしい。ミシェール・ヨーはカンヌで新作「天脉傳奇」と次回作の「花木蘭」を宣伝している。

 「天脉傳奇」は、製作・主演ミシェール・ヨー、監督ピーター・パオ(鮑徳熹)。アン・リー(李安)監督作品の父親役で名高い台湾俳優ラン・ション(郎雄)の遺作でもある。「花木蘭」はミシェール・ヨーがムーラン(木蘭)役で、国際市場をターゲットにしているわけだが、若い女の子というイメージが強いムーランを40歳のミシェール・ヨーがどう演じるのか、また近代的価値観を用いて無神経に物語を押し切ったディズニーアニメ「ムーラン」とはどのように違ってくるか、期待がつのる。ミシェール・ヨーはカンヌで首尾よくスポンサーを見つけられるか?

(緑茶)


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