中華迷 中国語圏映画事情/毎週電視 


毎 周 電 視 中国語圏の映画・芸能に関する連載コラム/毎週火曜日更新

【27】演芸界の夫婦合作

 香港映画界においては夫婦で活躍する例が少なく、芸能人同士が結婚すれば女性が引退することが多いし、それよりさらに女優が実業家に嫁いで家庭に入り夫をサポートするときだけ公の場に出てくるというパターンが目立つ(身請けみたいである)。カップルで活動し続けている俳優といえばカリーナ・ラウ(劉嘉玲)&トニー・レオン(梁朝偉)、アニタ・ユン(袁詠儀)&チャン・チーラム(張智霖)などがいるが、彼らはもう長いこと結婚を噂され続けてなかなかしない。カリーナ・ラウはこの間、トニーに12年間で7回プロポーズされて全て断ったと暴露したが、やはりまだ引退したくないからであろうか。ついでながら、チャン・チーラムとアニタ・ユンが初共演したテレビドラマ「官場插班生」が中国語圏で今年4月からオンエア予定。

 中国の演芸界に目を向けると。まずドラマ「呂布与貂蝉」から仕事でも組み始めた女優チェン・ホン(陳紅)、監督チェン・カイゴー(陳凱歌)夫婦がいる。チェン・ホンは夫の監督作ではさすがにいい役ばかりで、「呂布与貂蝉」では絶世の美女・貂蝉、映画「和[イ尓]在一起」では天才少年バイオリニストに憧れられる夜の女。

 監督フォン・シアオガン(馮小剛)、女優シュイ・ファン(徐帆)夫婦は、「甲方乙方」、「不見不散」、「一声嘆息」などで共に仕事をしている。「一声嘆息」でシュイ・ファンが演じた役は、夫を若い女性に奪われるもその女性にイジワルをして夫を取り返すというシビアなもので、そんな役を妻に振るフォン・シアオガンも、ときに可愛くときに醜く演じきったシュイ・ファンも、老獪というか。底力を感じる。シュイ・ファンの新作は、シエ・フェイ(謝飛)監督、ほか出演スーチン・ガオワー(斯琴高娃)、イン・ジャオドー(尹昭徳)のテレビドラマ「日出」。

 俳優夫婦ではジャン・グオリー(張国立)とドン・ジエ([登β][jie])がいる。ふたりの共演ドラマ「康熙微服私訪記」の3部で、ドン・ジエが演じた宜妃は死んでしまったが、これから撮影される4部では、ドン・ジエは宜妃に似た人という設定で再び登場する。今月から放映が始まる老舎原作ドラマ「我這一輩子」は、製作ドン・ジエ、監督ジャン・グオリー、出演はこの夫婦のほかさらにジャン・グオリーと前妻との息子ジャン・モー(張默)である。

 「さらば、わが愛 覇王別姫」、「鬼が来た!」(鬼子来了)などのカメラマン、グー・チャンウエイ(顧長衞)と、女優ジアン・ウエンリー(蒋[雨/文]麗)の夫婦も高名。テレビドラマ「非常公民」では、ウォン・ジーワー(黄子華)がラストエンペラー溥儀を、ジアン・ウエンリーが皇后・婉容を、「ドリアン ドリアン」(榴[木連]飄飄)のチン・ハイルー(秦海[王路])が第二夫人・文繍を演じているが、ジアン・ウエンリーはこのドラマに参加するために生後50日の我が子を置いてきたという・・さすがの女優魂。

(緑茶)


[BACK] [中華迷] [TOPページ]

webmaster@nicchu.com
Copyright 2002 Shanghai Explorer