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中華迷 中国語圏映画事情/毎週電視 |
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毎 周 電 視 中国語圏の映画・芸能に関する連載コラム/毎週火曜日更新 |
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最近の中国は、リー・シャオホン(李少紅)、チェン・カイゴー(陳凱歌)、ジョウ・シアオウエン(周暁文)、シエ・フェイ(謝飛)など、著名な映画監督がテレビドラマを撮るケースが多い。その要因は、資金難や検閲といった障害のため映画が撮りにくいこと、映画を観る人は少ないがドラマなら多くの一般人の眼に入ること、ドラマの方が稼げること、といったものなので、あまり喜ばしいことではないかもしれないが、しかしドラマファンとしては喜ばしい。 なぜなら、名声のある監督がテレビドラマに手を出すとなまじプライドがあるので非常にクオリティの高いドラマが出来たりするのだ。ドラマとは思えぬ映像美がガンガン流れるし、中国には映画・ドラマ・舞台と何でもこなす地力の強い俳優がごろごろいるので演技的にも見応えがある。とてもお得な感じである。中国のベテラン監督がドラマを作ると、豪然とした作風はそのままに娯楽性が増すのも好ましい。 むしろ心配なのはときとして彼らのドラマは重すぎることで、「天下粮倉」を撮ったウー・ズーニウ(呉子牛)は「1話ごとに視聴者に衝撃を与える」とのたまったが、そんなにがんばってくれない方がありがたいときもたまにある。映画なら濃くて重くてけっこうなのだが、長いテレビドラマであまりに辛気くさい話を続けられては気が滅入るし、主要人物が可愛げのない性格だったりしたら視聴者の娯楽にならないのだ。 例えば映画「グリーン・デスティニー」(臥虎藏龍)とテレビドラマ「臥虎藏龍」を比べると、ドラマ版は映画に比べて格段に明るく楽しい。そもそも映画が原作からかなり変えてあるのでストーリーは当然違うが、何よりも主要人物のキャラクターが決定的に違う。映画でチョウ・ユンファ(周潤發)が演じたリー・ムーバイ(李慕白)は鬱々悶々としていたが、ドラマでチウ・シンジー(邱心志)が演じたムーバイは、「明朗闊達で、優しく忍耐力のある、流れる水のごとき真の強者」と形容される、爽やか美青年。映画では根性の悪そうな仏頂面が板についていたジャン・ズーイー(章子怡)のユイ・チアオロン(玉嬌龍)は、ドラマではジアン・チンチン(蒋勤勤)(水靈)が演じて聞き分けは悪いがやんちゃでお茶目という可愛い造型だった。 さて今後期待のテレビドラマ。チェン・カイゴー監督、チェン・ホン(陳紅)、ホアン・レイ(黄磊)主演「呂布与貂蝉」、シエ・フェイ監督、シュイ・ファン(徐帆)主演「日出」、ジョウ・シアオウエン監督、リー・シアオルー(李小[王路])、チェン・バオグオ(陳宝国)主演「玲瓏女」、香港方面ではスタンリー・クワン(關錦鵬)監督、テレンス・イン(尹子維)主演「凍檸茶少甜」、スタンリー・クワン製作、ピーター・ホー(何潤東)主演「雪地里的星星」、そしてウォン・カーウァイ(王家衛)が韓国のSBSと合作するテレビドラマも気になることである。
(緑茶)
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