毎 周 電 視/中国語圏映画事情

【12】映像作品と原作

 中国語圏の映画・テレビドラマには小説を原作とする作品が多い。有名な映像化作品を持つ作家をあげると、ワン・シュオ〈王朔〉(『頑主』、『動物凶猛』→『太陽の少年〈陽光燦爛的日子〉』)、ジャン・アイリン〈張愛玲〉(『傾城之恋』、『赤い薔薇白い薔薇〈紅[王攵]瑰白[王攵]瑰〉』、『半生縁』)、リー・ピクワー〈李碧華〉(『ルージュ〈臙脂扣〉』、『青蛇転生〈青蛇〉』、『誘僧』、『テラコッタ・ウォリア 秦俑〈秦俑〉』、『さらば、わが愛 覇王別姫〈覇王別姫〉』)、スー・トン〈蘇童〉(『紅夢〈大紅灯籠高高挂〉』、『べにおしろい 紅粉〈紅粉〉』)、チオン・ヤオ〈瓊瑤〉(『窓外』、『情深深雨濛濛』)、ジン・ヨン〈金庸〉、グー・ロン〈古龍〉、チー・リー〈池莉〉など。

 人気作家の作品は絶えず映像化される。ワン・シュオ著『過把[yin3]就死』は1994年にジャオ・バオガン〈趙宝剛〉監督、ワン・ジーウエン〈王志文〉、ジアン・シャン〈江珊〉主演『過把[yin3]』としてテレビドラマ化され、人気を博した。その同じ原作で、ジャン・ユアン〈張元〉監督が映画『我愛[イ尓]』を撮る。『クレイジー・イングリッシュ〈瘋狂英語〉』などドキュメンタリー作品でも有名なジャン・ユアンは、「現実は虚構の100倍も面白い」が持論で、『我愛[イ尓]』もドキュメンタリータッチで撮るそうだ。主演女優は、かつてワン・シュオとスキャンダルがあったシュイ・ジンレイ〈徐静蕾〉。

 ほかジン・ヨン原作ドラマ『射[周鳥]英雄傳』(出演:リー・ヤーポン〈李亜鵬〉、ジョウ・シュン〈周迅〉)、映画『書剣恩仇録』(監督:ツイ・ハーク〈徐克〉)、ジャン・アイリン関係ではテレビドラマ『半生縁』(出演:ルビー・リン〈林心如〉、ジアン・ウエンリー〈蒋[雨/文]麗〉、ホアン・レイ〈黄磊〉、チェン・バオグオ〈陳宝国〉、の予定)、『張愛玲傳』、などが製作進行中。チー・リー著『生活秀』は映画・テレビドラマ同時製作で話題を呼んでいる。映画版の監督はフオ・ジエンチー〈霍建起〉。

 ジャン・ヤン〈張揚〉監督のように、他人の物語を借りて映画を撮るよりも自分たちの物語を撮るのが映画人の本分、と言う人もいる。そうしたスタンスでジャン・ヤンが撮った新作『昨天』は、俳優ジア・ホンション〈賈宏声〉が薬物中毒から更生した実話をドキュメンタリータッチでつづった映画だ。撮影中・撮影後のジア・ホンションについては、練り歯磨きで洗顔している、ベネチア映画祭に出席中は食事を摂らずコーラだけ飲んでいた、夜でもサングラスをかける、などの状況証拠があがっており、したがってまた精神状態がおかしくなったのではないかと噂されたが、ホンションは11月2日に北京で開かれた『昨天』プレミア上映には元気な姿で出席。上記の特徴は彼の個人的な生活習慣にすぎない、変わった人だから、とジャン・ヤンたち周囲は話しており、実際そのようである。

(緑茶)


[BACK] [日中ドットコムTOP] [中華迷TOP]

webmaster@nicchu.com
Copyright 2001 Shanghai Explorer