01.05.21

第54回カンヌ国際映画祭

パルムドール:『La Stanza Del Figlio』、イタリア
グランプリ:『La Pianiste』、オーストリア
女優賞:イザベル・ユペール『La Pianiste』
男優賞:Benoit Magimel『La Pianiste』
脚本賞:『No Man's Land』、ボスニア
監督賞:ジョエル・コーエン『The Man Who Wasn't There』、アメリカ デビット・リンチ『Mulholland Drive』、アメリカ
CST技術賞:ドゥー・ドゥージー〈杜篤之〉(録音師)『千禧曼波--薔薇的名字』『[イ尓]那邊幾點』、台湾

 国際映画祭に参加する香港・台湾映画の90パーセントはドゥー・ドゥージーが音声を担当しているといわれる。

 『薔薇的名字』は・・・プレス試写では続々と途中退場者が出たという報道も・・・。映像はきれいらしい。シュー・チーは、1回め観たときは内容がわからなかったけれどカンヌで観てやっとホウ・シアオシエン〈侯孝賢〉監督が何を表現したかったのかわかり、監督をますます尊敬するようになりました、と言っている。

香港・台湾各紙

01.05.20

ホウ・シアオシエン、シュー・チー

 カンヌ映画祭で『薔薇的名字』がプレス試写された後、ホウ・シアオシエン〈侯孝賢〉監督が映画について語ったこと:『薔薇的名字』の登場人物たちは、タバコ・ヤク・酒をやり、問題を解決するため金銭を不可欠としているので、現代版『フラワーズ・オブ・シャンハイ〈海上花〉』のよう。・・・若い人の映画はやはり若い監督が撮った方が受け入れられると思うが、以前私の『風櫃(フンクイ)の少年〈風櫃來的人〉』が初めはわかってもらえなかったが今は理解されているのと同じように、『薔薇的名字』もいい観客を待ちたい。・・・若い人と話していると、自分も20歳の頃に戻りたいと思うが、それは不可能なことだ。『薔薇的名字』でいつも若い人の問題に関わって自分も巻き込まれているガオ・ジエ〈高捷〉は、まるで自分のようだ。・・・『薔薇的名字』は『千禧曼波』シリーズの1作め。10年かけて、6つのストーリーを作り、全て完成したらまた編集しなおして新しいバージョンを作る。長いテレビドラマのようになる。香港、北京、日本でも誰かこういう作品を作る人がいればいいと思う。

 ホウ・シアオシエンは最初ポーリン・チャン〈陳寶蓮〉を『千禧曼波』に使うと言っていたが、彼女は(本当に)薬物に染まって面倒ばかり起こしておりとても面倒見切れないということで、ポーリン・チャンの出演はなくなった。

 香港式の早撮りに慣れたシュー・チーには、撮影に1カ月半かけるホウ・シアオシエンの方法がしんどく、演技にも満足とはいえないそうだ。・・シュー・チーは見栄っ張りなカンヌが好きじゃないそうだ。ここの人はブランドものしか着ないと。去年『小百無禁忌』でカンヌに来たシュー・チーは、胸の開いたドレスを着ており、かがんだひょうしに胸がポロッと出たところを写真に撮られて香港・台湾各紙にデカデカと載ってしまった。が、今年の衣装はウィリアム・チャン〈張叔平〉がデザインしマネージャーのマンフレッド・ウォン〈文雋〉が選んだ、襟元は詰まっているがセクシーというドレス。しかしハイヒールがあまりに高いので、シュー・チーは階段を上るときにスカートの中が見えるのじゃないかと心配している。

 シュー・チーの仕事の予定は、アンディ・ラウ〈劉徳華〉と共演する『男人四十』ジャン・ジェン〈張震〉と共演するトニー・オウ〈區丁平〉監督のラブコメディ、ホウ・シアオシエン監督の今後2本・最優先。

香港・台湾各紙


01.05.18

カンヌ映画祭中

 カンヌ映画祭コンペティション部門に『[イ尓]那辺幾点』を出品しているツァイ・ミンリアン〈蔡明亮〉監督は、マスコミ試写の後17日記者会見を開いた。ツァイ・ミンリアン監督によると、フランソワ・トリュフォー監督『大人は判ってくれない』が『[イ尓]那辺幾点』を撮影する窓口だったそうだ。台北・パリロケ。ジャン・ピエール・レオーちょっとだけ出演。

 『[イ尓]那辺幾点』に出演してカンヌへ来ているチェン・シアンチー〈陳湘[王其]〉は、エドワード・ヤン〈楊徳昌〉監督作にも出ている(『エドワード・ヤンの恋愛時代〈獨立時代〉』チチ役)。監督ふたりの相違点を聞かれたチェン・シアンチーは、エドワード・ヤンはきっちり計算する監督で『エドワード・ヤンの恋愛時代』の撮影中はとても指示が厳しかった、ツァイ・ミンリアンは何も要求しないのでかえって難しい、と言っている。

 おとといゴキゲンでカンヌへ発ったシュー・チー〈舒淇〉は、ウィリアム・チャン〈張叔平〉がデザインしたチャイナドレスを着るそうだ。シュー・チー主演ホウ・シアオシエン〈侯孝賢〉監督『薔薇的名字』がコンペ部門に出品されているのだが、ホウ・シアオシエンはシュー・チーの演技を絶賛し、最優秀女優賞を期待している、とまで言っている。

 『藍宇』を「ある視点」部門に出品しているスタンリー・クワン〈關錦鵬〉監督は、主演のフー・ジュン〈胡軍〉といっしょにカンヌ入りしている。

中華圏各紙

01.05.11

カンヌ映画祭中

 第54回カンヌ国際映画祭が開幕した。コンペティション部門に出品されているツァイ・ミンリアン〈蔡明亮〉監督、リー・カンション〈李康生〉ミアオ・ティエン〈苗天〉チェン・シアンチー〈陳湘[王其]〉など出演『[イ尓]那辺幾点』は17日夜に上映予定。ツァイ・ミンリアンは『[イ尓]那辺幾点』について、3年前、父親を亡くしたリー・カンションのつらそうな様子を見て93年に自分の父親が他界したことを考え直し重ね合わせて、「死」を題材にした映画を撮ることにした、と言っている。『[イ尓]那辺幾点』にはフランス映画『大人は判ってくれない』のシーンが3分ほど挿入されているが、映像と音楽合わせて1分10万フランだったそうだ。

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 同じくコンペ部門に出品されているホウ・シアオシエン〈侯孝賢〉監督『薔薇的名字』は、ホウ・シアオシエンが10年を費やして台北のいっさいの変化を10本の映画に留めようとしている〔ってこれ本当だったら無理があるような。1年1本?〕『千禧曼波』シリーズの1作め。本来1作めは『台北的両個香港人』になる予定だったが、主演者のトニー・レオン〈梁朝偉〉マギー・チャン〈張曼玉〉のスケジュールが合わなかったため、こちらは来年撮影予定。

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 ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉は、『The Touch』の宣伝もあることだし交際相手の鍾再思(メディア・アジア代表)とカンヌ映画祭に出席しているが、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』でますます有名になったとこだというのに、フランスのテレビでルーシー・リウ〈劉玉玲〉と間違って紹介された。すぐ訂正があったそうだが、〔もしかして顔の見分けが・・・?〕

【北京晩報】ほか香港・台湾各紙

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