01.04.06

Carr知事と『グリーン・デスティニー』

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』はオーストラリアでもヒット中だが、ニュー・サウス・ウェールズ州知事Robert John Carrが、同映画を、木の上を飛び回るなんてくだらない、とても最後まで観られなかったと批判し、この種の映画はオーストラリアで上映すべきでないよ、アン・リー〈李安〉監督もオーストラリアに入れちゃいけない、とか言ったそうだ。Carr知事は『チャイナタウン』『L.A.コンフィデンシャル』など暗黒部をリアルっぽく描いた映画が好きだそうだ。

【聯合報・東方日報】


01.04.05

サターン賞ほか

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が、第27回サターン賞(SFファンタジー映画の賞)で監督賞ほかにノミネートされた。

監督賞:アン・リー〈李安〉
主演男優賞:チョウ・ユンファ〈周潤發〉
主演女優賞:ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉
助演女優賞:ジャン・ズーイー〈章子怡〉
音楽賞:タン・ドゥン〈譚盾〉ヨーヨー・マ〈馬友友〉
脚本賞:ワン・ホイリン〈王[艸/惠]玲〉ジェームズ・シェイマスツァイ・グオロン〈蔡国栄〉
衣装デザイン賞:ティン・イップ〈葉錦添〉

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 今年の香港電影金像賞は、『グリーン・デスティニー』のアクション監督ユエン・ウーピン〈袁和平〉に、“特別専業栄誉賞”を贈る。プレゼンテーターはジョン・ペイペイ〈鄭佩佩〉

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 『グリーン・デスティニー』でユイ・チアオロン〈玉嬌龍〉(ジャン・ズーイー)の父親ユイ〈玉〉大人を演じたリー・ファーズォン〈李法曾〉が、「『グリーン・デスティニー』では私の撮影シーンがたくさんカットされてしまった。時間の関係でカットはしかたがないのだが、アン・リー監督は直接謝りに来た。人柄の優れた、仕事に誠実な監督だ」と話している。

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 ジアン・ウエン〈姜文〉によると:『グリーン・デスティニー』は20年前の映画で、何も新味はない。東洋の25年前を、西洋人は今日受け入れた。中国人にとっては古いものが、西洋人には新鮮だった。もちろん、アン・リー監督の華語映画がこんなに大きなマーケットを得たのは喜ばしい。交流はよいことだ。融合も理解も存在しない。交流あるのみだ。

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 ティン・イップは、自分を『グリーン・デスティニー』の美術・衣装デザインに推薦してくれたのはゴイ・ヤーレイ〈歸亞蕾〉だ、と言っている。『グリーン・デスティニー』の衣装ははじめティン・イップではなかったが、当初ジャン・ズーイーの母親役で『グリーン・デスティニー』に出演予定だったゴイ・ヤーレイが衣装合わせのとき不満を持ち、「なんか違う。ティン・イップにして」とアン・リーに要求したのだそう。・・・・・

 ティン・イップは、そのゴイ・ヤーレイ出演の『大明宮詩』『橘子紅了』など、テレビドラマでもよく美術や衣装を担当しているが、今後はテレビドラマはやらないつもりだという。「スクリーンに映せないのがもったいない」から。

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 『グリーン・デスティニー』に続き『2046』でもジャン・ズーイーと共演することになったジャン・ジェン〈張震〉は、まあ彼女は苦手なタイプのようで、「今度は絶対ジャン・ズーイーと口げんかはしない!口だけじゃなくて、ちゃんと手も上げるよ」と冗談を言っている。「ユイ・チアオロン〈玉嬌龍〉に勝てるの?」と突っ込まれると、ジャン・ジェン:「アハハ。その時にならないとわかんないでしょ」。

 ジャン・ズーイーの方は、「FHM」誌のインタビューで、「ジャン・ジェンの普通話が大好き。台湾の男の子が話す普通話はおもしろくてすごくかわいい」と言っている。・・・・

【世界日報・太陽報・中国時報・北京青年報・蘋果日報・揚子晩報】


01.03.30

華僑監督の報酬

 ジョン・ウー〈呉宇森〉は1100〜1200万米ドルぐらい。アン・リー〈李安〉は500万米ドルだが、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』は大ヒットしているので歩合収入を合わせると1200万米ドルを超えるだろうと。ちなみに『ラッシュアワー2』ジャッキー・チェン〈成龍〉は、歩合収入を合わせて2500万米ドルぐらいいく予定。

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 アメリカでは、英語字幕つきの中国語映画というのは珍しいので、『グリーン・デスティニー』のシナリオを中国語の教材に使う学校もあるとか・・・・。

【北京晨報・中国新聞社】


01.03.28

『グリーン・デスティニー』について(2)

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が米アカデミー賞で4部門受賞して、香港・台湾マスコミは浮かれているが、一部大陸マスコミは『グリーン・デスティニー』を“ハリウッド産の中華料理だ”なーんて。

 ジャン・ズーイー〈章子怡〉はアメリカのマスコミに次のように言った:「中国の友達は『グリーン・デスティニー』を観てみんながっかりしていました。中国武侠映画は中国人に深く浸透しているから、友人たちは『グリーン・デスティニー』を観て、クールさが足りないと思ったみたいです」。いくらアクションシーンが武侠小説らしくても、武侠精神がなくては不可らしい。

 アン・リー〈李安〉監督は『グリーン・デスティニー』について、両岸三地の中国人が力を合わせた結果、中国文化をアメリカに持ち込むことができた、と言っている。自分は中国監督だ、華僑監督と呼ばないでくれ、とも。アン・リーの次回作は、1966年作コミックが原作のSF・アメリカ映画『TheHulk』で、早くても来年クランクイン。その次が『グリーン・デスティニー』続編だそう。

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 アカデミー賞授賞式でのジャン・ズーイーの装いは、【USA Today】のネット投票で、300人以上にベストドレッサーと認められたが、同時に180人にワーストドレッサーに選ばれた。総合すると、ジャン・ズーイーは上から7番目、下から6番目。ベストはジュリア・ロバーツ、ワーストはビョークだった。ジャン・ズーイーは、最初着ると言っていたティン・イップ〈葉錦添〉デザインのドレスを着なかった理由として、色が重くて場の雰囲気に合わないと思ったから、と言っている。(ティン・イップ・・・)

【東方日報・太陽報・明報・南方都市報・聯合報】


01.03.27

『グリーン・デスティニー』について

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が米アカデミー賞で4部門受賞したことについてコメントを求められた中国映画人は、たいてい、映画自体に対してよりも「『グリーン・デスティニー』は華語映画がアメリカマーケットに参入する道すじを作ってくれた」ことに重きを置き、評価している。

 ネット投票では8割が、『グリーン・デスティニー』は高評価に値しないとしている。

 『グリーン・デスティニー』不支持の代表的意見:『グリーン・デスティニー』は武侠映画としておかしい。男が軟弱。(まあフェミニンなのがアン・リー〈李安〉の持ち味ですから。)結局外国人向けの、芸術も文化もない商業映画だ。タン・ドゥン〈譚盾〉(音楽)とユエン・ウーピン〈袁和平〉(アクション)の勝利。

 中立の意見:米アカデミー賞は芸術を測る賞じゃないんだから、目くじら立てることないじゃないの。(中立なのか?)中国人は、外国で賞を穫った映画人をすぐ罵倒する。10年前のジャン・イーモウ〈張藝謀〉と同じだ、やれやれ。

 支持意見:アン・リーは、静謐と従容のうちに“臥虎藏龍”を撮りあげた。絵画のような山水と典雅な園林と華麗な衣装がハリウッドで受けたのも何ら不思議はない。それに少なくとも、この映画は中国人を醜く描いていない。中国人を美しく描いて外国で賞を穫ってくれたとは、それだけでもアン・リーに感謝する。(っというのは、中国人監督は中国の恥部をさらして外国で賞を穫っていると昔からいわれているから。)

【長江日報】ほか


01.03.27

『グリーン・デスティニー』、賞

 第73回米アカデミー賞授賞式が行われ、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』は撮影賞(ピーター・パオ〈鮑徳熹〉)、美術賞(ティン・イップ〈葉錦添〉)、外国語映画賞、オリジナル音楽賞(タン・ドゥン〈譚盾〉)の4部門で受賞した。アン・リー〈李安〉は作品賞と監督賞を逃して、やはりがっかりした顔をしていたそうだ。

 現在35歳のティン・イップは、93年作『誘僧』で、94年台湾金馬美術賞を受賞している。

 チョウ・ユンファ〈周潤發〉ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉は、視覚効果賞のプレゼンテーターを務めた。


01.03.26

『グリーン・デスティニー』、賞

 24日、ロサンゼルスで第16回インディペンデント・スピリット賞の授賞式が行われ、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が作品賞、監督賞(アン・リー〈李安〉)、助演女優賞(ジャン・ズーイー〈章子怡〉)を受賞した。

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 ジャン・ズーイーのアカデミー賞授賞式出席用衣装をデザインしたのは、『グリーン・デスティニー』でアカデミー美術賞と衣装デザイン賞にノミネートされているティン・イップ〈葉錦添〉だ。ティン・イップによると、ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉にも授賞式用の衣装を頼まれたが、先にジャン・ズーイーの予約を受けてしまったので手が回らず、ミシェール・ヨーにはお断りしたそうだ。

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 アン・リー夫人リン・ホイジア〈林惠嘉〉もアカデミー賞授賞式に出席する。リン・ホイジアが言うには:アン・リーはいつもは私の衣装をとやかく言わないのに、アカデミー賞だけはとても重要視して、今日私に衣装をつけハイヒールをはき歩く練習をしなさいと言ってます。明日(本番)は全中国13億人のメンツがかかっているんだから、と私をおどかすのです。

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 カメラマンピーター・パオ〈鮑徳熹〉によると、竹林のアクションシーンでは、俳優たちをずっと4、50フィートの高さに吊っていた。あのようなアクションはハリウッドでは永遠に撮れないだろう。なぜなら、ハリウッドには、俳優を10フィート以上吊ってはいけないという規定があるから。

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 ジェット・リー〈李連杰〉は、なぜ『グリーン・デスティニー』のリー・ムーバイ〈李慕白〉(チョウ・ユンファ〈周潤發〉が演じた)役を蹴ったのかとインタビューされ、次のように答えた:ニナ・リー〈利智〉と相愛になったとき、10年後も愛が続いていれば結婚して子供を産もう、と約束した。そしてその10年後というのはちょうどアン・リーが『グリーン・デスティニー』のオファーをくれた1999年だった。・・ジェット・リーは妊娠したニナ・リーにつきそうため、オファーを断った。

【show8・蘋果日報・民生報・大公報・東方日報・中国時報】


01.03.21

ジョン・ペイペイ、青冥剣

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』で悪役・碧眼狐狸(ジェイドフォックス)を演じたジョン・ペイペイ〈鄭佩佩〉が言うには、今の武侠映画はコンピューター合成を使えるのでとても便利だ。彼女のいちばんつらかった思い出とは、キン・フー〈胡金銓〉監督『大酔侠』の撮影時、てのひらから風を起こしたように見せるため、ドライアイスを持ったこと。冷たくて手がボロボロになった。・・・

――
 『グリーン・デスティニー』の軸となった青冥剣(字幕では“碧名剣/グリーン・ディスティニー”・・・・。)を作ったのは、天津人の美術スタッフ、ワン・ジエングオ〈王建国〉。かんじんのシーンで使う本物のほか、スタントマンが使うにせ剣を何本も作った。アクションシーンの撮影では、にせ剣がどんどん折れたそうだ。

【星報・毎日新報】


01.03.17

サモ・ハン・キンポー

 サモ・ハン・キンポー〈洪金寶〉ジョン・ペイペイ〈鄭佩佩〉など出演『龍騰虎躍』は、プロデューサーによると、アメリカ市場を狙っているので、11月に映画が完成した後アメリカで試写会を開いた。反応はよかったが、サモ・ハン演じる“大侠”は死んではならない、という意見が多かったので、新疆に戻って撮り足しをした。

 サモ・ハン・キンポーは、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』について、礼を尽くして次のように言っている:大した映画だ。華人にとってはそう目新しいものはないが、別の角度から見ると、立派なものだ。今まで外国人は、中国武侠映画をただ可笑しいとしか思っていなかったが、彼らは『グリーン・デスティニー』を観ることで、中国の歴史文化に対し、興味と憧れを持ち、中国のファンタジーと芸術を受け入れ始めた。華語映画は世界に向けて大きく進歩した。

【毎日新報】


01.03.15

アン・リー、ピーター・パオ

 最近、ハリウッド機関が映画人・関係者の投票により選んだ、力のある世界の監督ランクで、ジョン・ウー〈呉宇森〉が7位、アン・リー〈李安〉が63位に入った。トップはスティーブン・スピルバーグ、2位はジェームズ・キャメロン、3位ジョージ・ルーカス

 カメラマンのピーター・パオ〈鮑徳熹〉は、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』で米アカデミー撮影賞にノミネートされている。ピーター・パオによると、『グリーン・デスティニー』を撮るに当たって最大のチャレンジは、アクションシーンの多くが夜に行われたことだった。それをどのように照らし出すかがとても難しかった。『グリーン・デスティニー』は、中国山水画、はつ墨(筆に墨をたくさんつけて、はね散らすようにしてかく方法)のような構図を使った。真っ白ではなく、真っ黒でもなく、さまざまに濃淡をつけて効果を出した。なので、『グリーン・デスティニー』の撮影は、特撮多用の『グラディエーター』より難度が高いが、自分はアメリカ人ではないのでアカデミー賞の受賞は難しいだろう、とピーター・パオは言っている。

 ピーター・パオは、今までに2本の監督作がある。ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉製作・主演『The Touch』でも監督を務める。(うそぉと思っていたが本当らしい)

【星報・民生報】


01.03.13

ジョン・ペイペイ

 武侠女優ジョン・ペイペイ〈鄭佩佩〉(55歳)は、樊少皇(27歳)共演の林志強監督、フィリピンロケ『黒侠烈傳』で、悪役“血鷹”を演じ、“黒侠”樊少皇と闘っている。ジョン・ペイペイと樊少皇は、『龍騰虎躍』で共演したとき、義理の親子になったそうだ。ジョン・ペイペイによると、今は大陸で台湾テレビドラマ『楊門女將』を撮影中で忙しいのに『黒侠烈傳』に出ることにしたのは、樊少皇が主演だから。『龍騰虎躍』は5月のカンヌ映画祭で上映される予定。

 ジョン・ペイペイは、以前ウォン・チン〈王晶〉に、顔がやさしいから悪役は演じられないといわれたが、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』のジェイドフォックス(碧眼狐狸)を演じてから悪役のオファーがつぎつぎ来ている。しかし彼女は『グリーン・デスティニー』の続編製作には渋い顔をしており、自分は出演しない、と言っている。

【蘋果日報・中国青年報】


01.03.12

アメリカ監督協会賞、『グリーン・デスティニー』

 第53回アメリカ監督協会賞授賞式がロサンゼルスで行われ、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』アン・リー〈李安〉監督が最優秀監督賞を受賞した。アメリカ監督協会賞はアメリカの監督たちによって選ばれるので、オスカーに近くなるというだけでなく、重要な賞だ。

 チョウ・ユンファ〈周潤發〉のマネージャー、テレンス・チャン〈張家振〉によると、ユンファの次回作は、アメリカンコミック原作の『Bulletproof Monk(無敵和尚)』。俳優組合のストライキが終わり次第クランクインする。ユンファはチベット和尚役なので、 また頭を剃ることになる。来年は、ジョン・ウー〈呉宇森〉監督『Honor Among Thieves』を撮影開始する。

 ジョアン・チェン〈陳冲〉がチョウ・ユンファにオファーしている、イエン・ゴーリン〈嚴歌苓〉原作『扶桑』だが、ジョアン・チェンはヒロインにマギー・チャン〈張曼玉〉を希望している。もともとジョアン・チェンは、ヒロインの少女時代はリー・シアオルー〈李小[王路]〉、成人役にはゴン・リー〈鞏俐〉を想定していたが、脚本修正後、マギー・チャンに最初から最後まで演じさせる気になった。マギーは、脚本がよくて、スケジュールが合えば出る、と言っているそう。(・・・ユンファとマギーが共演する確率は12パーセントぐらい?)

【蘋果日報・南方日報】


01.03.09

『十七歳的單車』、『グリーン・デスティニー』

 『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が何映画に属するかというのは、敏感話題といいますか。製作会社で見ると中国・アメリカ合作のはずなのだが、台湾では、監督アン・リー〈李安〉とプロデューサー:シュイ・リーゴン〈徐立功〉が台湾人なので台湾映画ということにして、その枠で米アカデミー賞にも出品した。

 香港金像賞は香港映画だけが対象作品となるはずで、北京語映画がノミネートされた過去もない(らしい)のに、ここにも『グリーン・デスティニー』が何食わぬ顔をして参加している。主役のうちふたりが香港(出身)俳優だということと(あーしかしミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉はマレーシア出身でした。マレーシアで活動したことはないですが)、海外での成績がずば抜けていることが、審査員の関心を買ったのではないかと予想されているよう。(中国大陸の映画祭では、『グリーン・デスティニー』は“合作映画”の枠に入っていた。)

 ジアオ・ションピン〈焦雄屏〉製作、ワン・シアオショアイ〈王小帥〉監督『十七歳的單車』は、シュイ・フォン〈徐楓〉製作、チェン・カイゴー〈陳凱歌〉監督『さらば、わが愛〈覇王別姫〉』に似たところがある。どちらも、台湾人がプロデュースし、監督と出演者の過半数は大陸人という、台湾から見たら“大陸映画”だ。

 台湾新聞局は『さらば、わが愛』の台湾公開当時、(新聞局いわく)観客の権利と利益を考慮し、大陸映画に関する条項に“ある特定の映画祭で受賞した映画は制限を受けない”という但し書きをつけた。これにより、『さらば、わが愛』は台湾映画として台湾公開された。この例外措置を、俗に“徐楓条項”と呼ぶとか。・・・・しかしその後、台湾政府が大陸映画の公開を解放したので(制限はあるけど)、この但し書きは取り消された。

 ジアオ・ションピンもベルリン映画祭で『十七歳的單車』が審査員大賞を受賞して以来ずっと、この映画を台湾映画として台湾公開したいと言っていたのだが、新聞局には認められなかった。大陸映画枠で配給される。

【世界日報・民生報】


01.03.08

『グリーン・デスティニー』、賞と次

 ラスベガスで開催された、劇場主が集まるショー“SHOWEST”で、アン・リー〈李安〉監督『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が国際映画栄誉賞を、ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉が国際スター賞を受賞した。そしてアン・リーは受賞のステージで、『グリーン・デスティニー』の続編(前編)はすでに脚本を制作し始めている、主演はチョウ・ユンファ〈周潤發〉とミシェール・ヨーになりそうだ、と言った。

 ところでその前編とは、タイトルは『宝剣金釵』と決まり、内容はワン・ドゥールー〈王度廬〉著の5部作のうち、2作め『剣気珠光』と3作め『宝剣金釵』を合わせたものになるとか。『臥虎藏龍』はユイ・チアオロン〈玉嬌龍〉(ジャン・ズーイー〈章子怡〉)とルオ・シアオフー〈羅小虎〉(ジャン・ジェン〈張震〉)が主役だったが(・・・本来ね。)『宝剣金釵』ではリー・ムーバイ〈李慕白〉(チョウ・ユンファ)とユイ・シウリエン〈兪秀蓮〉(ミシェール・ヨー)が主役になる。ストーリーは『臥虎藏龍』より『宝剣金釵』の方がよりドラマチックといわれる。

 『グリーン・デスティニー』の中国語脚本を書いた著名脚本家ワン・ホイリン〈王[艸/惠]玲〉は、今年は『張愛玲傳』『初恋的故事』の脚本を書かなければいけないので(この2作品も、『グリーン・デスティニー』のプロデューサー、シュイ・リーゴン〈徐立功〉の製作)、いま『宝剣金釵』の脚本を用意しているのは、台湾テレビドラマ界で著名なシア・メイホア〈夏美華〉なのだが、シア・メイホアが書いた『宝剣金釵』の初稿は、アン・リーに「通俗的すぎる」と言われてボツになったという話。(噂。)

 ところで『グリーン・デスティニー』で悪役だった(金像賞にも助演女優賞でノミネートされました)ジョン・ペイペイ〈鄭佩佩〉は、フィリピンで樊少皇共演『黒侠傳説』というのを撮影中。

 ジョン・ペイペイ、金像賞ノミネートについて談:金像賞はもともと武侠映画を軽んじる傾向があるのに、『グリーン・デスティニー』については、全体的な成績をすごく尊重してくれたのね。4人の主要俳優をみんなノミネートしてくれるなんて公平よね。(・・・・。)

 ジョン・ペイペイによると、彼女とジャン・ズーイーが初めて共演したとき、お互いに親しくなかったので、アン・リーに「ぜんぜん感情がないな」と言われた。アン・リーはジョン・ペイペイとジャン・ズーイーに、抱き合って相手の体に触れながらセリフを言うように指示したそうだ。

【中国時報・民生報】

01.03.05

ヨーヨー・マと『グリーン・デスティニー』

 チェリスト、ヨーヨー・マ〈馬友友〉の話によると、彼が『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』の音楽に参加したのは、同映画音楽を作曲した友人のタン・ドゥン〈譚盾〉に誘われたから。ヨーヨー・マ談:アン・リー〈李安〉がこの映画を武侠映画から芸術映画に変えたことに、私たちの音楽は役だったと思う。・・・映画音楽に興味が出たので、これからも機会があればやってみたい。

【青年報】

01.03.02

チョウ・ユンファ、リー・ムーバイ

 チョウ・ユンファ〈周潤發〉のマネージャー、テレンス・チャン〈張家振〉によると、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が欧米で大受けしたおかげで、チョウ・ユンファには10本以上のシナリオが送られている。いずれもまだ受けるとは決まっていない。

 ジョアン・チェン〈陳冲〉監督『扶桑』ピーター・チャン〈陳可辛〉監督『等待』もオファーされている。イエン・ゴーリン〈嚴歌苓〉原作『扶桑』には、映画会社が始めレオナルド・ディカプリオを希望していたが、ジョアン・チェンが原作に合わせてユンファを推した。

 また、もともと出演予定の映画には、ジョン・ウー〈呉宇森〉監督、サミュエル・L・ジャクソン共演の『キングス・ランサム』もある。これには最初ミシェール・ヨー〈楊紫瓊〉もオファーされていたが、彼女は出ないそう。ワーナー製作の西部劇『火線』もある。

01.02.28

シカゴ批評家協会賞、『グリーン・デスティニー』

 シカゴ批評家協会賞で、『グリーン・デスティニー〈臥虎藏龍〉』が外国語映画賞、映画音楽賞、撮影賞、新人女優賞(ジャン・ズーイー〈章子怡〉)を受賞した。

【中国時報】

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