本ページは移転しました。上海の観光「烏鎮」をごらんください。



烏 鎮 −江南の水郷− /FEATURE

「 烏 鎮 −江南の水郷−

 東洋のベニスと言われている周庄は、最近ではすっかりおなじみの観光スポットとなり、日本からツアーで訪れる人も少なくありません。APECでも会議場が作られるなど、非常に整備の整った水郷ですが、今回は比較的最近に開発された江南地方の水郷「烏鎮」を訪れてみました。

 烏鎮は浙江省の桐郷に位置します。桐郷は漢方薬にも使う菊花が有名で、俗に「杭菊花」と呼ばれます。上海から滬杭高速道路を利用して約2時間、観光客はほとんど上海人と言っていいぐらい上海からは便利なところにあります。一般には上海体育場から出ている「旅遊線を利用して出かけます。


1.歴史のある町


 春秋時代からこの地区は三国の境に位置していたため、争いが絶えませんでした。そのため呉は兵をこの地に駐屯させ、越との防衛線に利用したところから烏戍という地名がついたそうです。町として正式に開かれたのは唐の時代からで、街中にその時代から伝わるという巨大な銀杏の木が残っています。


2.コンパクトな町


 町はクリークを中心に両側に形成されていて、東大街西大街の2箇所が当時の面影を深く残しています。クリークに沿って歩いても大した距離はないため、のんびりと散歩を楽しむことができます。

 東大街と西大街の間は歩いてもいけますが、3キロほど距離があるため三輪自転車を利用するのが便利。往復で1台20元ほど払うと気持ちよく走ってくれるはずです。また殆ど一直線に伸びている東大街のクリークには舟があり、一隻50元でチャーターできます。舟はいくつもの石橋をくぐりながら、生活感あふれる景色を楽しませてくれます。


3.未開発の西大街


 私はいまだ開発の手の入っていない西大街の印象が良かったです。そこには観光化されていない正真正銘の庶民の生活があります。通りをあるいてみると、いろいろな店がありますが、びっくりしたのは犬の毛皮を売っていたこと。

 こちらでは犬の肉を食べる店が少なくなかったので、その関係からだとは思うのですが・・・。

 西大街の端にも大きな石橋が二つあり、ここまで来ると行き止まり。東大街のように整備されたところはまったくありませんが、ここまでくる観光客も少なく、素朴な風景を楽しみたいのなら結構お勧めだと思います。

 ただ来年辺りからこの地区も観光地として整備が予定されているため、どのように変わるのかはちょっと未知数です。


4.賑わいを見せている東大街


 1999年に整備がほぼ終わっているこの地区は、写真にも載る烏鎮の代表的な町並みを楽しむことができます。
 
 クリークをはさんで北側には中国の近代文学の巨匠・茅盾の住居など各種旧家や学校の公開、展示が行われています。

 結構面白いのが酒屋。町全体がなんとなく酒粕のにおいがするなあ、と思っていたら、実はここで烏鎮の地酒「三白酒」の製造、販売を行っています。もちろん試飲も行っています。ちょっと強烈すぎるほどのにおいですが、非常にシンプルな製造器具が印象的でした。お土産に壷に入った三白酒でもいかが?酒粕も手に入ります。

 また質屋も当時の面影をそのままに残っています。質屋は中国語で「当舗」といいます。そのため日本ではおなじみの「質」のマークがこちらでは「」になっています。入り口に大きな「当」の字を見つけたらそこは質屋。

その他、藍染の実演や、風俗の紹介など各種展示が旧家を利用して行われています。

5.名物食べ物


 特に有名な食べ物はないようですが、地元の人に聞くと羊の肉が有名とか。道理で道端で大きな鍋に羊肉を煮込んだものや犬の肉、豚の足などを同じ様に売っていました。

 見た感じ辛そうですが、実はそう辛くなく少し濃い味付けに羊独特の癖のある味がマッチして結構いけます。ご飯と食するとついつい食べ過ぎてしまいそうです。そのほか香酥と呼ばれる干菓子や、特産物である菊花はお茶として楽しめそうです。



○交通アクセスと料金
 

 上海体育場の上海旅遊集散中心から朝07:5508:30の2便が、休日は09:05も加わり3便体制で運行されています。

 座席は全席指定、週末は満席になることが多いため、あらかじめ予約しておくことが必要です。今は体育場へ予約をしにいかなくてもレンタルCDの「美亜」各チェーン店で予約を入れることができます。

 料金は100元で、烏鎮での各種入場券も含まれています。観光ガイドが必要な場合は128元になります。2時間の距離のため、途中嘉興サービスエリアで休憩します。嘉興は粽子で有名。サービスエリアには粽子も売られているので、食べてみるのも一興かも。
 帰りはどのバスも15:30発です。行きと同じバスに乗って帰ってきます。

(取材:山之内 淳)



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