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……上海ブックフェアに行くと、読書好きの中国人がますます増えていることがわかる——
あれから 2年、上海ブックフェアが再び開催されることとなった。場所は上海展覧中心、 1950 年代にロシア古典主義建築で建てられた、かつての「 中ソ友好大廈」 である。 8 月 13 日から 19 日まで、ここはまさに「知識の泉」となる。
展覧中心のエントランスではダフ屋が盛んに呼びかけてくる。中国では「ダフ屋のいない展示会はつまらない展示会だ」とまで言われるが、今回は展覧中心に近づくだけで、ダフ屋に囲まれてしまうほど。これは前回のブックフェアの時とまったく同じ状況だ。売りつけてくるチケットは接待などで配られているもので、正規のチケットより 2,3 元安い。しかし正規の窓口もそれほど混んではいないので、こちらで買ったほうが安心だ。料金は10元。
今回ブックフェアに出展された書籍は 500 社以上の出版社から10万種類あまり、新刊は6万種類に上る。各種イベントは300を超え、過去最高だ。
今回の展示面積は2万平方メートル以上あり、内部は複雑なので、まずブースの配置などをよく確認し、ターゲットを絞っておいたほうがいいだろう。「 2009 ブックフェアガイド」もおいてあるので、こういったガイドブックを利用するのもポイント。
ブックフェアのメイン会場は「西一館」、「東一館」及び「中央ホール」だ。
1.「東一館」
「東一館」では主に上海世紀出版グループの書籍が展示されている。このグループは地元上海のブランドで、上海万博と建国 60 周年というタイムリーなテーマの本を並べている。鮮やかな赤色(中国の色だ)を基調にしていて、今回のブックフェアで一番目を引く。
2.「西一館」
「西一館」は 7000 平方メートルもの広いスペースで「大学出版館」ゾーンと「文芸出版館」ゾーンに分かれている。中でも「大学出版館」ゾーンは華東師範大学出版社が出色で、さらにここの書籍はほぼ半額で購入できるとあって、大勢の人が詰め掛けていた。
また地元上海のブランド上海文芸出版社は「文芸出版館」のメイン、出版界では大手ブランドであり、中国人読書家での知名度はかなり高い。一世を風靡した易 中天教授の「品三国」の出版も手掛けた。今回「上海文芸」は 4000 冊以上の書籍を並べている。「上海世博人文地理 丛书 」 、「民俗上海」、「中国新文学大系」、「 话说 中国」、「行走中国」、「中外文明同 时 空」などなど。
3.中央ホール
中央ホールのメインは、上海ブックフェアの「主賓省」になった江蘇展団で、今回は 4000 冊余りの本を用意。ベストセラーになったものも多い。 「南京城 墙 志」「 苏 州古版画」、「 苏风 物 丛书 」 などはここでしか見られない。
書籍では、上海の心意気を書き下ろした「 大写的人 —— 城市魂群英 谱 」、先日亡くなった中国の著名な学者 季羡林の「季羡林: 读书 与做人」、許知遠「醒来 ——110 年的中国 变 革」、最近発禁が解けた 贾 平凹の「廃都」などが注目されている。
今回のブックフェアは、書籍数だけでなく、イベントも多い。筆者が出かけた当日は、上海の有名な女流作家王小鷹の、「長街行」読者サイン会が開催されたほか、音楽評論家王小峰や 袁越のインタビューなども行われていた。
( 16 日午後3時から日本の作家渡辺淳一のサイン会、18 日午前10時から坂和章平「中国の情景」サイン会と特別講座がある)。中国では有名な作家はスターであり、サイン会は異常に盛り上がるが、知識や知識人に対する尊敬の念を抱くのは悪くない、これもまた劇的な変化をしている中国のひとつの側面だろう。
時間:
8 月 13 日 ~ 8 月 19 日
( 一般参加は 毎日午前 10:00 ~午後 6:00まで , 8 月14日 (金曜日)、15日(土曜日)は夜10:00 まで延長。 )
住所:
上海展覧中心( 延安中路 1000 号)
【地図】
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(2009年8月記)
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