| 中医沙龍〜中医薬大学の教室より〜 |
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シリーズ連載:中薬ミニ辞典 No.3 生薬の花たち - モクレンの蕾、紅花 - |
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しばらくお休みをいただいていた中医沙龍です。 |
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筆者は東北地方に足を伸ばし、泰山に登ってきました。 この辺りは孔子のゆかりの地、夜汽車に揺られながら、久しぶりにのんびりとした旅を体験しました。 |
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さて、今日はすこし中薬に使われるお花について書いてみようと思います。ハーブと言えばそれらしく聞こえますが、中医学では薬剤として日常的に使われます。色は非常に鮮やかで、一般的にはそのままほかの生薬と混ぜて煎じます。 まずは先日薬局で手に入れてきた生薬の写真を観ていただきましょう。
中国語では玉蘭というと分かりやすいかもしれません。そういえば上海の代表的な花、白玉蘭ですね。
実はこの生薬、中薬では鼻詰まりの特効薬の一つとしてよく使われます。 生薬の性質は温性で、主に寒気の体質の方で、鼻風邪などにも処方されます。鼻詰まりでは、とくに慢性化したものや、蓄膿症などの治療にも使われます。 実際蕾の外側の皮を剥いでいき、中の芯を潰すと独特の揮発性油の匂いが強烈です。この蕾を煎じて、そのときに出る蒸気を吸ってみたり、もしくは磨り潰して鼻に詰め込んで外用薬としての使い方もありますが、一般的には他の薬と混ぜて煎じて服用するのが多いです。 鼻の粘膜を守る作用があり、同時に毛細血管を拡張させることにより、血液の流れを良くし、分泌物を吸収させる働きがあります。そのためアレルギー性鼻炎に関しては欠かすことの出来ない生薬となっているわけです。 上海の薬局ではこの辛夷と他の抗アレルギーの作用のある生薬と配合して、辛qin(草冠に今)冲剤などが売られています。
燃えるような紅、山形の特産でもある紅花、私たちにもおなじみです。
この紅色の花が血液に関係する病気に効くとは、古代人もよく考えたものです。 月経痛、産後の腹痛など婦人病には必ずと言っていいほど処方されます。
(山之内 淳)
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