上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

◆ゴジラママの事後報告◆

みなさん、聞いてください。やっと、やっと、やっと…ミニラの哺乳瓶取れました !

いやー、ほんとこれには苦労しました。物心ついてからの「ちちばなれ」はほんと大変。3歳を目前に何とかとることができました。

今回春節で日本へ帰国したのですが、これを契機にゴジラは哺乳瓶取り上げ作戦にかかりました。ある友人が、哺乳瓶ならぬ「おしゃぶり」離れをさせるのに、実家から上海に戻ってきた際「おしゃぶりはおばあちゃんの家に忘れてきちゃった。」と子供に言ったそうです。そ うすると子供も多少怒ったり泣いたりしますが「ない」という事実を納得するので「これ以上騒いでも無駄ね。」となったようで(さすがに「買ってきて」と は言わない)、無事おしゃぶり離れに成功したということでした。これを聞きゴジラも「よし、その方法使える!」と思ったわけですが、ゴジラには実家から戻ったときに、という余裕はありませんでした。切羽詰っていたのです。なにしろミニラの成長に伴いそのおしっこの量も増えた増えた。夜中のおしっこの量も半端じゃなく、オムツをしても、その限界量を超えて、毎朝毎朝、布団と自らのパジャマをびっしょり濡らして目を覚ましていたのです。…まあ、ゴジラはいい。大して清潔好きじゃないし、アイさんもいるからすぐにシーツを洗って布団を干してくれる。多少おしっこくさい布団で寝るのも、小さな子供がいる生活では大して気にならない(そうか? !)。しかし、ゴジラババの家はそうは行かない。ゴジラババの家で布団を濡らそうものなら、またそれが一度ではすまずほとんど毎日のようになったなら…ああ、考えるだけでも恐ろしい。…とにかく、寝る前の哺乳瓶入り300ml牛乳一気飲みはやめさせなければ。と、いうことで切羽詰っていたゴジラ、いきなり、浦東空港を飛び立った飛行機から作戦を実行しました。まず「あ、哺乳瓶家に忘れてきちゃった、でもミニラ、マグマグもあるし、コップも使えるよね。」と言ったら、飛行機にのって大ご機嫌のミニラ、「うん!」と、よく現実を飲み込みもせず答えていました(しかし実際はバッグにひとつしのばせていました。飛行機や公衆の面前でどうしても収拾つかなくなったときのため)。

かくて機上ではスチュワーデスさんからコップに牛乳をついでもらいそれに気をよくしたミニラは満足して空の旅を終えたのでした。そして意外なことに、その後もさして大騒ぎすることなく哺乳瓶はずしは以外にすんなりといったのです。家ではこうは行きませんでした。「もう三歳になるんだから哺乳瓶はやめようね。」と言っても「哺乳瓶で飲むー!飲むー!」と言ってそれこそひっくり返らんばかりの騒ぎようでした。やはり目の前に哺乳瓶があって、それを使うなというのは難しいようです。でも「家においてきた」という理由に納得したのかどうなのか、騒ぎを起こさず過ぎました。旅行でいろいろな刺激をうけたからかもしれないが。しかもコップやマグマグではあまりおいしく感じないのか、牛乳を飲む量も格段に減り、夜のおねしょもぐっと減ったのです。「このままだと夜のおむつもはずれるか?」と思うくらい(そう簡単ではなかったが)。ただ親子ともども哺乳瓶がないことでは不便もありました。思えば哺乳瓶って便利よね。子供からすれば寝っころがって飲めるし、何せあのちゅぱちゅぱが精神安定剤になる。親からすれば子供が道端でぐずれば哺乳瓶を突っ込んで泣き止ませ、夜ぐずればまた哺乳瓶を突っ込めばすぐ寝てしまう。これがなかった旅行中、ミニラは何かというと「おうちに帰る」(帰れば哺乳瓶がある)、を連発し(でもたまに「アイさーん!」と言って泣いていたっけ)、ゴジラはゴジラでミニラの多少のわがままにも目をつぶらなければなりませんでした。またゴジラパパには「自分だってタバコやめたとき禁断症状つらかったでしょ、それに耐えられなくてまた再開したでしょ。ミニラはいま禁断症状なんだからね!多少のわがままは大目に見てよ」と言い聞かせていました。

でもまあこれを乗り越えゴジラババの家では布団を汚さず無事に過ごせました。ミニラも旅行中は「哺乳瓶は?」とか「忘れたの?」とか言っていましたが、今ではその単語を口にすることもなくな り ました。(しかし上海の家に戻って落ち着いた後の第一声が「哺乳瓶で牛乳飲む」で した)。

とまあこのように哺乳瓶はずしを行い、成功したのでうれしくて皆さんにご報告したかったのですが、教訓。哺乳瓶は早めに取りましょう。できれば物心つく前。ミニラは食事の量も増え、そのせいか便秘も少し解消されてきました。ほんとにもっと早とっていれば、と思いますが、やっぱり哺乳瓶に対する愛着を断ち切るのはお互いつらかった。多分今でも哺乳瓶を見せれば使いたがると思う。1、2歳だったらもう2日もすれば使い方も忘れてしまうって聞くけど。しかし旅行で決行したのはちょっと無謀だったかも。ま、やむにやまれぬ事情があったわけですが、もしみなさんがこれを実行するならやはり、自分の家に戻ったときが一番ベストだと思います。やっぱりじじばばから「かわいそうだからあげれば」なんていわれると揺らいじゃうし、万が一大騒ぎに なっても人に迷惑かけずにすむしね。

玉乃わいん


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